ITライター上倉賢のAll About

IT系ライターによる日常

企業向けバックアップソリューションAcronis Backup 12.5を発表

各種バックアップソリューションを展開しているアクロニスが、企業向けバックアップソリューションのAcronis Backup 12.5を2017年6月28日に発表しました。

今回の機能強化は

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従来はスタンダード版がAcronis Backup 12、プレミアム版がAcronis Backup 11.7 Advancedで別れ、さらに各エディションがありましたが、プラットフォーム別に合計9ライセンスでシンプルな商品構成になりました。

スタンダード版とプレミアム版のプログラム自体も同じなので、ライセンス番号を入力するだけで機能を強化することもできるそうです。

今回からプレミアム版のAcronis Backup 12.5 Advancedがクラウドに対応したことで、アクロニス製品がすべてクラウドに対応しました。企業ユーザーでは利用者が多い物の問題も抱えているテープへのバックアップから、クラウドへの移行がより手軽にできるようになったようです。

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今回追加された新機能は、個人向けバックアップソフトで導入されているランサムウェア対策のAcronis Active Protection、ファイルの改ざんを確認出来るAcronis Notaryがあります。

Active Protectionはランサムウェアの動作を検知し、暗号化されたファイルを元に戻す物で、Notaryはファイルが改ざんされていないかをブロックチェーン技術で活用出来る機能です。

バックアップ自体の機能としてはOracle Databaseに完全対応しています。

管理画面もWebベースでシンプル、カスタマイズも可能な高性能な物になっています。

発表会

製品の発表に合わせて記者発表会も開催し、大岩社長の挨拶、製品の紹介、実際の動作デモが公開されました。

それぞれのビデオはこちらをご覧下さい。

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すでにAcronis Backupを利用されている方は、デモを見ると新機能の概要がよくわかると思います。

 

DELL XPS 2-in-1 1TBオプションが2017年6月頃から選択可能に (ただしUS)

DELLが2017年1月に発表した、狭額縁な2-in-1 PCのDELL XPS 2-in-1だが、日本ではいまだに1TBオプションが選択できない物の、アメリカでは1TBオプションが選択可能になっている。

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2017年6月頃確認。

256GBモデルとの価格差は+$550で、512GBモデルとの価格差は+$400。

日本なら512GBモデルより5万円ほど高くなるような感覚だろうか。現状では妥当なところだろう。

早いところ日本でも投入してほしいものだが、今さら投入されても遅いわという方もいるかも知れない。

DELL

AMD 16コアのRyzen Threadripperを発表 2017年夏に発売

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AMDはComputex 2017において、16コアのRyzen Threadripperを発表した。2017年夏に発売され、ハイパフォーマンスが必要な市場向けに投入する。

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16コア32スレッドで、PCIe 3.0のレーン数は64、クアッドチャンネルのDDR4メモリに対応する。

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マザーボードをみてもソケットサイズが通常の倍ほどある事が分かるが、実際のチップを見てもその巨大さがよくわかる。

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Ryzen Threadripperの横にあるのは同時に発表されたRyzen Mobile。

価格等の詳細はまだ発表されていない。

 

Computex 2017でPC市場に強くアピールするDELL - Ryzen搭載でVR対応のAIOを発表

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Computexでは台湾系PCメーカーが様々な新製品を発表するが、PCメーカーではトップグループに入るアメリカ系のDELLもComputexにあわせて例年イベントを開催している。

2017年はAMD Ryzen搭載のAIO Inspiron 27 7000等を発表したこともあり、AMDが協賛したかなり規模の大きな物となった。

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イベントではAMDのリサ・スーCEOもゲストとして招き、DELLのPC市場での力の入れようがよくわかる物となった。

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PC市場は2017年第一四半期に市場が減少傾向にある中、DELLは6.2%の成長をしており、今後もR&Dを続けてPC市場を強化していく事をアピールした。

その中で今回はVR関連も問題なく動作するAIOやゲーミング製品が発表された。

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Ryzen搭載のAIO Inspiron 27 7000シリーズは、VR市場が成長する中、コンパクトなフォームファクターで場所が無い所での使用が可能になる製品だ。

VRのミニマム構成では$1299からで価格もリーズナブルで、VRもより手軽に楽しめる環境が整いつつある。

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また、DELL Canvas、8Kモニター、HDR対応モニターなども展示しDELLの最新製品・技術を台湾で紹介していた。