ASUSのジョニー・シー(Jonney Shih)会長ファンの皆さんこんにちは。
ASUSは1月にラスベガスで行われたCES 2015で、グローバルにASUS Transformer Book ChiとZenfoneの新製品を公表しました。ASUSは一般的に、グローバルに新製品を公表した後、数ヶ月から半年くらいかけて製品を順次各市場に投入しますが、Transformer Book Chiは従来よりもだいぶ早く、2月から順次日本市場で販売します。
これに合わせて、グローバルで始めて日本の日本橋で発表会を開催し、同社のジョニー・シー会長が直接商品を紹介しました。
日本の春シーズンに合わせた物でしょうが、Transformer Book Chi以外にもほとんどすべてのパソコンの新製品も同時に発表し、かなり意欲的に動いています。
このTransformer Book Chiは今流行のノートパソコンとタブレットのどちらでも使える2-in-1タイプの製品で、その中でも、液晶部分とキーボード部分が分離できるデタッチャブル型と言われている製品です。
Chiは中国語で「空気」の「気」に該当するもので、空気(Air)よりも軽い気(Chi)であることをアピールしてます。実際に従来のデタッチャブル2-in-1としては、ドッキング機構もシンプルで軽く、薄く、かなり完成度が高い製品でデタッチャブル型2-in-1製品の完成系的な製品で注目です。
ここでのAirは、MacBook AirやiPad Airの事でして、アップル製品との対抗意識は各社が裏のテーマとしていることですが、ここまではっきりと言及するのはあまりありません。
マイクロソフトもSurfaceでMacBook Airと比較したりしていますが、ASUSグループとしてはPegatronという会社がありるのが、他社とは状況がかなり異なります。Pegatronはパソコン関係の製造請負をしている会社で、世界中で出荷されている、かなりの割合のパソコンやマザーボードをこの会社が製造しています。アップル製品の製造請負もしているASUSグループとして、得意先でもあるお客の製品と比較してしまうのはかなり大胆ですね。
他社との比較自体、日本ではあまりやりませんが、この辺りのアグレッシブさは、同社の技術陣と、実際に毎日使って技術陣にフィードバックしているというジョニー・シー会長の指導力がありそうです。
そんな、ASUSとジョニー・シー会長の動向に、今後も勝手に注目していきます。