ITライター上倉賢のAll About

IT系ライターによる日常

ビッグデータで位置情報が分析される時代

Googleが2015年8月頃のモバイル検索(スマートフォンでの検索)結果に、各店舗の混雑状況を表示するようになりました。

plus.google.com

今までもお店等を検索するとオープン時間や場所等の情報を検索結果に表示し、わざわざそのサイトに行って探す手間が省けていましたが、今回追加されたのは検索してもわからないような情報です。

今までは、Web上にある情報をまとめた物が表示されていましたが、今回追加されたのは実際にその店舗にいた人の過去のデータをまとめた物となります。

つまり、実際にその場所にいた人のデータをどうにかしてGoogleが集めて、そのデータをまとめて、いつどの時間に人がどれくらいいたかをビッグデータとして分析できている。そしてそのまとめたデータを一般ユーザーがわかるようにしているということになりますね。

これによって、混雑時は避けられるという利点はありますが、自分の行動はこのようにどこかで分析されていると思うのを気持ち悪いと思う方もいるかと思います。

実際、様々な手段でこのようなデータは集計されており、各店舗にはセキュリティカメラを含めて様々なセンサーがあるので、それをうまく利用すればさらなるビッグデータを集めることが出来るようになるでしょう。

世間的にはIoTで様々な機器にセンサーを入れて、それをインターネットに接続してビッグデータを集めて分析しようという動きが盛んになっています。

今回の情報を気持ち悪がっている人は、今後さらに進んだデータが分析されることになるでしょう。そんなデータが表に出るかどうかはわかりませんが、裏では確実に分析されるようになります。

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