YouTubeが有料化するというでたらめ記事が2015年9月3日にバズりました。
The Vergeというちゃんとしたサイトが、YouTubeの収益構造について記事を公開しました。これ勘違いしたしょうも無いサイトが、適当に紹介したでたらめな記事が爆発的に広がってしまいました。
The Vergeというサイトが書いていたのは、音楽関係に加えて有料会員機能を検討しているというような事です。でたらめな記事は、2015年末までにYouTubeは有料化するとその記事に書いてあると紹介しています。
この記事に対して、ITmediaが誤報という事を記事にしています。
おそらく、有料化するという記事を読んだ方はいまだに有料化すると信じ込んでいると思います。ITmediaの記事を読んだ方は、でたらめだったことを理解出来たかと思いますが、これらの記事に書かれていませんが、YouTubeは以前から有料化しています。
ほとんどの方はいまだに無料でYouTubeの動画を楽しんでいるので信じられない方もいるかもしれませんが、有料化は本当です。
有料化というのはどのような物かというと、一部に有料のチャンネルがあるというものです。
この有料チャンネルでは、有料でお金を払った方にしか視聴できないビデオがあったり、広告が非表示になったりしているようです。要するに有料のメールマガジンのYouTube版があるというような感じです。現状ではそれほど有名ではないようですね。
一方で、報道されている方のこれから予定されているという有料化は、以前から様々な媒体で報道されていますが、有料でお金を払えば全ての広告がなくなったりするようなオプションとしての提供を考えているようです。
ちなみに、元の記事を読めば意味は誰でもわかりますが、この記事を元に英語圏では全くこんなことは話題になっていません。以前から報道されている物ですし、導入されたとしても無料のユーザー体験は取り立てて変わらないからですね。
今回たまたまでたらめな記事を載せたのは、日本でも信頼度の低いことで有名だったブログメディアですが、この手の誤報は大手マスメディアでもたまにやらかします。どこ発の情報であったとしても、信頼できる情報で再確認する事は必要です。
メディアリテラシーが問われる話題でした。