普通の人というのは、世間一般のインターネットやIT関連の知識がそれほど無い大多数の人ということ。
こんな人達が日本なら数千万人いて、ほとんどの人は有料アプリすら買わないで、100円程度で消える邪魔な広告付きアプリを愛用しているという現状。
そんななかに登場したのが、iOS 9の広告ブロック機能。
筆者は勘違いして、iOS 9自体に広告ブロック機能がついたのかと思って、いっ証券目設定画面を探しまくっていたが、どうやらそうではないようだ。
iOS 9についた広告ブロック機能はSafariで広告ブロックするアプリを利用出来るような仕組みが用意されたにすぎない。
広告ブロックを利用するには、現時点でほとんど全てが有料の広告ブロックアプリを購入する必要がある。
この広告ブロックアプリを購入すると、Safariの設定画面に広告ブロック設定が現れて、Safariの画面上に表示される広告が表示されなくなるという機能。
たしかに、画面上に見えるほとんど全部が広告で、記事がどこにあるのか解らないようなしょうもないブログサイトとかもあります。でも、ほとんどのまともなサイトは控えめに広告を表示させ、無料で記事を発信するために広告をうまく使っているという現状。
例えばAmazonのアフェリエイトをここで挿入してみましょう。
こんな広告があるからデータ通信料が増えるとか、画面が見にくくなる。だから広告はブロックするんだ。金払ってでも。
という人がいるのもわかりますが、ほとんどの普通の人はそんなことに興味なく、広告がついていても目的の記事が読めればいいんじゃないかと思っているのかと思います。
実際には、広告を出す側も広告がブロックされないように対策をして、その対策で広告が表示されたり、表示が乱れたりするのの対策を広告ブロックアプリがして、といういたちごっこは続きそうで、そんな事は普通の人は関わりたくないでしょう。
最終的に全ての広告がブロックされた場合、無料の読み物はタイアップ記事みたいな、記事広告ばかりになる世界もおかしな話ですし。また、有料でお金払うしかないようになるのも困った物です。
そもそも、広告をブロックするような人は、広告が表示されてもその広告で何かすることはないので、表示されなくなっても特に問題ないという説もあります。
これからのネット広告は一体どうなっていくのだろうか。