iPhone 6sが注目されていますがiPad Proの方が革新的

iPhone 6sシリーズが2015年9月25日発売され、世間的には注目されているようですが、今後登場する製品として、iPhone 6s以上に注目なのはiPad Proの方です。新しいApple TVも注目ですが。

iPad Proのなにが注目かと言えば、スマートフォン以上、パソコン以下だったタブレットがパソコン並みの機能をもつようになり、本格的にパソコンがいらない時代へ近づくと言うことです。

Windows系パソコンはタブレット人気に追従するように、パソコンにもタブレットにもなる2-in-1製品を次々にリリースしています。その代表がマイクロソフトのSurfaceです。

2-in-1製品はパソコンとタブレットの両方で利用出来、キーボードなしで入力できるようになっています。しかし、残念ながらOSとアプリの関係から、現状のWindows 10でも、実質キーボードなしでの使用はかなり難しいです。

Surfaceを使っているほとんど方がキーボード付きで使っていることからも、それがわかります。つまり、2-in-1でタブレットになるとは言っても、ほぼノートパソコンとして使っているということです。

一方で、iPad Proや新しいiOS 9のiPad向け新機能に対応したiPadなら、キーボードなしでもパソコン的な機能が利用出来るようになります。

よりパソコン的に使いたいならキーボードも純正で用意されていますし、さらに純正のペン入力機能も提供され、より新しい使い方も出来るようになります。

今のところ、性能は圧倒的にMacBook Proの方が高いので、ハイエンドなことをやるならMacBookのようなパソコンが有利ですが、今後iPadのiOSやハードウェアが進化すれば、MacBookのような事はiPadで十分になるかもしれませんね。

そんな新しい世界へ一歩進みつつある事が実感できるのがiPad Proになりそうです。

ITライター上倉賢のAll About