ITライター上倉賢のAll About

IT系ライターによる日常

プライムビデオとFire TVの日本参入への力のいれ具合が過去最高規模のAmazon

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Amazon.co.jpがプライムビデオをスタートさせ、Fire TVの発売も発表しました。

Amazonプライムビデオは自社のストリーミングビデオサービスで、Fire TVは自社の独自デバイスです。

独自のデバイスとサービスではKindle関係がありますが、Kindleの過去の日本でのローンチに比べても、今回の力のいれ具合はかなりの物がありました。

Amazonは今回の発表に合わせてプレスカンファレンスを開催しましたが、登壇者はAmazon.comの担当役員で、関係者も多数来日。Amazonの日本法人だけではなく、本社の力のいれ具合が相当な事がわかります。また、このタイミングに合わせて、権利者側との話し合いの席ももたれていたことが予想されます。

発表会自体も近年のIT系発表会に比べてもかなり予算と力を入れた凝った物でした。

このような凝った発表の後に、実際にサービスを使ってみると、言っていることとはだいぶ違う。とがっかりすることも多いのですが、コンテンツの数はローンチ時点ではかなり頑張った物で、海外ドラマ・映画のラインナップはそこそこですが、だいぶ古い日本アニメから最近の子ども向けアニメ、数年前にゴールデンタイムで放送していた日本のドラマ、最近放送された深夜ドラマ、日本映画など日本人向けのものも多く、とりあえず現行のプライム会員には満足できるくらいの物がそろっています。

Amazon独占のドラマも少なくなく、今後コンテンツがさらに増えれば、魅力はさらに増してくるでしょう。

同じような定額料金で動画見放題のサービスとしては、HuluやNetflix等があります。こちらも独自コンテンツを提供するなど、それぞれ力を入れていますが、Amazonの力のいれ具合は、かなりもので、コンテンツ導入の予算、プロモーションでの予算規模もかなり大きいのかもしれません。

すでにAmazonのプライム会員になっているなら追加出費なしで視聴できるので、他社のサービスに比較し、かなりアドバンスがあります。

最終的な競合相手は

Amazonも参入した各ストリーミングビデオサービスの競合は - ITライター上倉賢のAll About

で書いたようにテレビ放送ですが、直近でのストリーミングサービスではAmazonが現行のプライム会員がそのまま利用出来るだけに、かなり有利なことは間違いないでしょう。 

Amazon Fire TV

Amazon Fire TV

 
Fire TV Stick

Fire TV Stick

 

現時点でプライム会員向けの割引きは終わっていますが、発売の10月下旬前後にはまた注目を集めるためにも、割引販売も再開するかもしれませんので注文し損なった方は注目です。