飛行機にたまにしか乗らない人は、各航空会社や国毎の規制をキッチリと読んだ上で、様々な品物が規制に該当するかどうかを注意深く調べるようですね。
中には、言わなければわからないのに、これは○○kgで重いけど持ち込めるかとか聞いたりする人もいるようです。航空会社の職員も言われたならマニュアル通りに、預けるように指示して、わざわざ超過料金を支払ったりするような事もあるようですね。
一方で、頻繁に乗っている人はいつものように液体とか危険物は持ち込んでないから、だいたいでいいだろうと、適当になる傾向もあるようです。
最近の飛行機への持ち込みや預け入れで、基準が知らない間に出来ていた事と言えば、スマートフォンやタブレット等で使う、モバイルバッテリーがあります。
スマートフォンやタブレットは機内で使うために持ち込む人が多いでしょう。一方でモバイルバッテリーは機内で充電する人でも無いと判断すると、預ける場合もあると思います。
しかし、例えばANAの場合では機内預けに以下のようないくつかの制限をつけています。
リチウム電池なのかリチウムイオン電池なのかこの表ではよくわかりませんが、モバイル機器では一般的なリチウムイオン電池の事だとすると、電子機器もモバイルバッテリーも少なくとも機内持ち込みさえしていれば問題ないようです。
一般的なデジカメ等を持ち混むこと自体は問題ありませんし、デジカメ等の予備バッテリーも問題ありません。
問題になるのが最近の大きなモバイルバッテリーです。
ここで、よくわからないのが、「ワット時定格量が100Wh以下のもの」という表現です。
一般的なモバイルバッテリーは10,000mAhとか20,000mAhで容量を表現しています。単位が違うので、何がいいのか悪いのかが分かりません。
この10,000mAh等の容量表示をWhにするには、出力電圧をかけてm(ミリ)の単位を外します。
仮に16,000mAhで出力が5Vなら、16000×5÷1000で80になります。この場合80Whです。機内持ち込みも預け入れも問題ありません。
20,000mAhで5Vなら20000×5÷1000なので100Whです。
最近は20,000mAh以上のモバイルバッテリーが一般に多く販売されています。特に大容量の製品を飛行機で持ち歩きたい場合は、機内持ち込みでさえ制限の範囲になる場合があります。
日本国の場合、国土交通省がこの部門を管轄しているので、政府の正式な制限についてはこちらをご覧ください。
航空:機内持込・お預け手荷物における危険物について - 国土交通省
今回は、日本とANAの場合で紹介しましたが、国や航空会社毎に基準が異なるようです。
十分ご注意ください。