ITライター上倉賢のAll About

IT系ライターによる日常

アメリカでレンタカーしか自分で運転しない人の自動車評論

先日、自動車評論家の方が、公道での車の評価中に自損事故で亡くなられたそうですね。

対向車ですれちがった人のTwitter情報によると猛スピードで走っていたとかで、そもそも公道でそこまで違法な走り方をしないと自動車の評論というのは出来ないのかちょっと疑問です。

一方で、日本では車を持ってないので運転せず、アメリカに行ったときにリーズナブルな交通手段がそれしかないので仕方なくレンタカーを利用するだけという立場の車素人の筆者としては、車自体の性能の違いはイマイチわかりません。

そんな筆者のレンタカー用の自動車の選び方inアメリカというのは非常にシンプルです。

良い車と思うポイントは

車の費用が高くない

レンタル費用がリーズナブルである。保険代等も含めたトータルの費用が高くなりすぎないこと。

結果、後述する理由も含め、もしも新車で買った場合の費用は200万円から300万円程度のグレードの車しか選ぶ対象ではない。

燃費が悪くない

燃費がすごく良いほどでもなくても良いけど悪くない程度、実測値で1リッター15kmくらいならとりあえず満足。アメリカのカタログ値はほぼ実測値なので信頼できる。

大抵、ミッドサイズという分類の車を選ぶ事になる。

ハイウェイで80マイル/時を出しても安心して走れる性能

アメリカの市街地にあるハイウェイの制限速度は最大で70マイル/時(110km/h)程度ですが、実質80マイル/時(130km/h)くらいで流れていることが多いです。

ということはこれくらいを安定して走れる車が必要なわけで、排気量で2000ccから2500ccくらいの車なら安心できるわけです。

以前、安さを重視して日本メーカー製の1000ccから1300ccクラスのエコノミーカーに乗ったことがありましたが、ハイウェイを走ったときの感覚は最悪でした。

今までいろいろな車に乗りましたが、ハイウェイで安心して乗れる車という基準だけで選ぶと、排気量あたりの基本的なエンジン周りの性能以外はどうでもよくなります。

他にもタイヤやステアリングやらなにやらがあるのでしょうが、筆者には違いがイマイチ分かりません。

クルーズコントロール機能が分かりやすい

アメリカのハイウェイでは、数時間同じ速度でそのまま走り続けるみたいな状況はよくあります。

このため、アクセルを踏み続けなくても勝手に速度を維持できるクルーズコントロール機能は必須です。

この機能はどの車にもついていますが、主に車メーカー毎に違う操作が必要となります。それぞれ操作方法が微妙に違うので、どのボタンをどのように操作すれば速度を維持できて、微調整はどうすればいいのかがイマイチ分かりません。

これは借りる度に毎回探りながらやるわけですが、個人的にわかりやすい自動車メーカーと1年後にまた乗ると分からなくなるメーカーがあります。

スマートフォン連動機能が分かりやすい

USB充電機能が車についていることは必須。

Bluetoothでの連動機能がついていることも必須です。ケーブルでのCarPlayだとかAndroid Autoみたいな機能でも良いのですが、とにかくこの手の機能はついていることが必須です。

荷物を外側から見えなく出来る

アメリカでは車の中に高価な物を置きっ放しにすることは御法度とされています。例えば、1万円のカーナビですら盗まれるので。

このため、トランクに荷物を見えないようにしまえることを個人的に重要視しています。SUVなんかで隠しているけど見えるみたいなのは何となく不安です。

トランクに入れていても車ごと盗まれたら終わりですが。

その他、わけのわからない機能がついていない

短期間しか使わないのにわけのわからない機能は面倒なので不要。

シートをどうのこうのすると室内が広く出来るような機能も、シートの倒し方がわからない事が多いのでなくていいくらい。

要するに

ハイウェイで安心して走れて、燃費が高くないリーズナブルな普通の車なら何でも良いというわけです。

あとは見た目ですね。

これは短期間しか使わないレンタカーなのでかなり極端ですが、他の分野でも、プロの評論家はあーだこうだ能書きを書いていますが、一般人はそんな物はほぼ見ることもなく、物を選ぶときはこんな感じに適当にやっているのではないでしょうか。

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