以前、日本のAirbnbがどのように運用されているのか見学するために、海外から来た外国人のAirbnb宿泊先を見学しました。
この宿泊先はいろいろとしょぼい面が見受けられましたが、もう一件行ってみることにしました。
こちらは、数ヶ月前に新築オープンした最新のいわゆるデザイナーズマンションで、バスルームがガラス張りになっているような部屋です。
もしも友人がこんな所に住んでいたら蹴っ飛ばしそうな部屋です。
モザイクがかかっていてなんとなくしかわからないでしょうが、3日くらいしか宿泊していないのにかなり豪快に汚す、欧米特有の使い方です。
部屋の広さは2DKで40m2台。1人で住むにはそれほど狭くはないが、2人で住むには狭苦しい部屋です。
各部屋は完全に分割しているわけではなく、壁はスライド式になっていて、大きめの1部屋風や、3部屋に区切っても使える設計です。
立地は23区内の有名な街の外れにあり、JRの駅から実際の徒歩で15分程度。その代わり地下鉄の駅へは実際の徒歩8分前後のところに2路線あります。
それほど不便ではないが、都心特有のゴミゴミさもあまりない場所です。
周辺の家賃相場を見ると、同じような広さで築年数にもよりますが10万円から15万円程度でしょうか。
最新のデザイナーズマンションというプレミアをつけても20万円がいいところじゃないでしょうか。
仮に20万円で借りていたとしたら金銭感覚を疑うレベルですが、こんな所を借りる人はそんな金銭感覚でしょうからそんな家賃でも借りる人はいるのでしょう(多分)。
部屋の画像はご多忙に漏れずかなり綺麗に撮影されており、実際の部屋の広さよりはかなり広く見えます。あらゆる場所を撮影しているので、行ってみたら違ってたというような嘘は無いようです。
部屋の設備の方はかなりコストを抑えていることがわかります。
備え付けてある家電製品や家具は低価格な物でそろえられています。
主な家電製品は、テレビ、洗濯機、冷蔵庫、電子レンジ、オーブントースター、掃除機くらいで、新品で買っても総額15万円程度の物でした。
大きめの家具はダブルベッドが1つと、ソファーベッドが2つ、小さなテーブルやカーペット等のみで、筆者がこの手の参考にする際に使用するニトリで調べるとソファーベッドは3万円程度の用です。
総額でも15万円前後がいいところでしょうか。
その他、料理道具や食器等も用意されていますが、総額でも1万円前後でしょうか。
Airbnb開始時の家具や家電等のコストは諸々含めても40万円かかっていないようです。
この部屋のAirbnbでの1泊の費用は1.6万円程度でした。その後、なぜか1万円程度に値下げされたようです。この値下げの原因はわかりません。
部屋の掃除費用は6千円前後請求しているようです。
仮に1泊1.6万円請求し、月に30日間フルに予約が埋まった場合、48万円の収入となります。
光熱費等も含めた月の最低限の経費が25万円だった場合でも、利益は月に20万円となります。1泊1.6万円の場合の損益分岐点は稼働率50%程度のようです。
1泊1万円ならフル稼働した場合で収入は30万円。月の経費が20万円なら利益は月に10万円となります。稼働率が70%程度で利益はギリギリという所でしょうか。
Airbnbをよく見ると同じ建物で別の部屋に違いない物が他にもいくつかありました。
建物の規模からすると、このデザイナーズマンション全体が、実質Airbnb専用物件のような感じです。
今回見学した部屋はなぜか1万円に値下げしていましたが、他の部屋は1.5万から1.6万円です。
掃除は外部に委託ですし、鍵の受け渡しも無人。
ほとんど何もしないで1部屋あたりの月の利益が10万円を超え、20万円近いなら、ぼろ儲けと言ってもいいでしょう。
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