ITライター上倉賢のAll About

IT系ライターによる日常

ナノクラスター水、水素水に含まれるDHMOは危険物質

2005年前後に、磁器で水の分子を細かくしたナノクラスター水というのを摂取すると、サプリメントの効果が上がるみたいなことが流行りました。

2015年頃からは水素を溶かし込んだ水素水というのが、活性酸素を除去するとかいうことで流行っているそうです。

これらのクラスター水、水素水はどれだけ健康に効果があるのかは議論が分かれるところです。しかし、これらに含まれるジハイドロゲン・モノオキサイド(DHMO)が非常にに危険な物質であることをご存じない方が多いようです。

DHMOとは

DHMOのカタカナ表記はジヒドロジェン・モノオキシド等いくつかあります。

英語での表記はDihydrogen Monoxideとなり、日本語では一酸化二水素とも表記されています。

名前から分かるように酸素と水素から出来ている物質で、それぞれの電子が共有結合した物質です。これを分解するには大量のエネルギーを必要とします。

こちらについてより詳しい情報を知りたい方は以下のサイト等をご覧ください。

www.dhmo.org

実はDHMOに囲まれた生活をしている

これが危険なのは常温で無色透明無味無臭の液体であるという点です。さらに人間が生活する上で必須の各種工業用品の生産や、生活の中で大量に使用されています。

怖いのが、水道の蛇口をひねるだけでも大量に排出されるという点です。もちろん、一般のペットボトル飲料にも含まれている意外と身近な物質だと言うことです。

もちろん、ミネラルウォーター、ウォーターサーバーにも含まれ、各種食品にも多く含まれています。

つまり、ナノクラスター水、水素水等で健康になろうと思って摂取するとDHMOを摂取することになります。

この手の健康食品は信じていないという方も危険で、コーヒーやお茶、カフェインがない麦茶、ミネラルウォーター等を摂取していたとしても、DHMOも結果として摂取してしまう事になります。

DHMOによる健康被害

DHMOによる健康被害ですが、常温のDHMOに体の一部を入れた場合でも、一定時間後に肉眼で分かるレベルで皮膚の状態に異変を生じます。

体全体を入れた場合、人間は数分で死に陥ります。特に夏になるとこの被害が全国で発生していることは、ニュースをよく見ているリテラシーの高い方にはご存じだと思います。

また、大量に摂取することで血液中のナトリウム濃度が下がるなど、様々な健康被害を引き起こすことが医学的にも証明されています。

様々な健康食品を試すのはいいのですが、DHMO健康被害には十分注意してください。

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