ITライター上倉賢のAll About

IT系ライターによる日常

家庭向けでもプレミアムモデルは2-in-1で展開するDELL Computex 2016

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DELLが台湾で行われているComputexに合わせて、コンシューマー向けのInspironの新製品を発表しました。

DELLのPCシェアは高く、その中でも一般市場向けのInspironは全世界で広く販売され販売数も多い製品です。

このInspironの中にもいくつかの製品シリーズがあります。コンシューマー向けでは低価格モデルばかりが目立つこともありますが、Inspironの最上位モデルの質感は上位ブランドのXPSに匹敵するくらいになっています。

今回発表された中で目玉なのが、17型液晶で世界初の2-in-1モデルです。液晶が360度回転するフリップタイプを全てのフォームファクターで採用したことになります。

今回発表された製品の特徴を簡単にまとめましょう。

旧来のノートパソコン型

2-in-1ではないクラムシェルという普通のノートパソコン型の製品も新製品が登場しています。

Inspiron 5000

大きく分けると15型と17型液晶採用モデルがあり、光学ドライブが内蔵されているのはこのモデルだけになります。Blu-rayドライブのオプションもあるようです。

IRカメラでWindows Helloに対応するモデルもあり、クラムシェル型としては一通り最新の機能を搭載するようです。カラーバリエーションもこのモデルが多いようです。

このモデルのみ発売が遅く、年内後半になるようです。

Computexの発表会場にはInspiron 3000 11型液晶モデルも展示されていました。こちらは日本で2016年2月に発売されたモデルを展示していたようです。

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2-in-1タイプ

DELLの一般向けPCでも、液晶が回転する2-in-1を全てのフォームファクターで展開します。

今回投入されるのはInspiron 3000、Inspiron 5000、Inspiron 7000となります。

Inspiron 3000 11 2-in-1

11型液晶を搭載し、コストパフォーマンスを重視する主に教育市場に向けた製品です。コストとサイズを重視する方にも適しており、249ドルからなので、日本では3万円程度の低価格ミニノートパソコンになるでしょう。

Inspiron 5000 2-in-1

13型と15型液晶モデルが用意されます。

Windows Helloに対応するIRカメラ搭載モデルもあり、Windowsの機能をフルに使うために性能にも妥協していない製品です。

性能と機能のバランスを見ると、このモデルが最も売れ筋となるでしょう。価格は529ドルからなので、6万円程度からでしょうか。

薄さと軽さも他社の最新モデルと同等で、13型は1.62kg、15型は2.08kgです。

Inspiron 7000 2-in-1

13、15、17型液晶モデルが用意され、すべてで液晶が回転する2-in-1型となります。

金属外装のデザインにもこだわった、Inspironシリーズの中でもプレミアム製品となります。性能も高く、最新のUSB Type-Cに対応しています。

価格は749ドルからで、DELLのコンシューマー製品としては比較的高めの設定となります。

一番見分けるのが難しいのがInspiron 7000 2-in-1とInspiron 5000 2-in-1の13型液晶モデルです。筐体は異なりますが、色と形状が似ており一見どちらかわかりません。一番簡単な見分け方がType-Cがあるかないかです。ある方がInspiron 7000のようです。

日本での発表は

これらの製品はグローバルでの発表という形で、価格情報はアメリカドルの物で、アメリカ、中国で先行発売されます。

日本での発表も近いでしょうが、2-in-1ではないInspiron 5000は発売時期が近くなるまで日本で発表しないこともあり得ますね。