E3 2016で任天堂アメリカのプレジデントReggie Fils-Aimé氏が、VRがメインストリームの技術になり、マーケットが求め、アプリケーションがそろう段階での導入を示唆しています。
これが何時になるかはまだ判断できていないようです。
研究自体は任天堂の君島社長が2016年2月に行われた決算説明会で興味があるという趣旨の発言をしているようですが、公式サイトには記載が無いようです。
一方で、2015年6月段階では、2015年に行われたE3で、何時発売するか分からない商品の映像出品が多かったり、VR機器の発売がどのような形になるのか分からないという状況で
今はバーチャルリアリティーが全盛で、実際にどのような形で売られるのかがまだ分からない商品が、夢の展示としてE3ショーフロアに数多く並んでいました。
という発言もありました。
これらの発言から、任天堂はVRに出遅れるのではないかという意見もあります。
任天堂は1995年の段階で、バーチャルボーイという現在のVRの原型のような商品を発売しています。
この商品自体は失敗していますが、VR関連が今後数年でどれだけ進化し、メインストリームの物になるかはまだ分かりません。
やり方によっては3Dの延長でしかないのに、機器の装着等が面倒くさいとか、そもそも高いとか、ある程度の空間が必要とか。数年前に騒がれて現在は一部の業種でしか使用されてないような3Dの現状、使われている3Dはともかくもう忘れ去れているARのように、一般市場では気にもされていないような事もあるでしょう。
ただ、段ボール型のCardboardとスマートフォンとの組み合わせで、体験自体は誰でも比較的気軽に出来るようにはなります。
OculusやPlayStation VRの敷居は高いですが、低価格品での技術が進歩すれば、一気にメインストリームになることも考えられますね。
また、マイクロソフトによるHololensもあり、数年後には価格も含め、技術自体もかなりこなれることもあり得ます。
任天堂自体、研究しているのでしょうが、何年後かに参入するのが遅いのか、今のうちに参入しておくのがいいのかは難しいところです。
個人的には、少なくともおもちゃとしては現時点では早すぎ、さらに技術が進歩した数年後の製品と今の物では雲泥の差になるような気がしないでもないです。
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