Windows 10 Anniversary Updateの特徴の1つはペン入力機能のWindows Inkです。
手書きの文字入力自体は以前から出来ましたが、手書きパッド上に文字の位置を意識することなく使用出来るようになりました。
その他の機能も含めてペンによる操作が、今回のアップデートからさらに本格化することになりました。
ペン入力が本格化
実際にペンによる手書き入力を使っていて思うのは、ペンはキーボードを置き換える物では無く、キーボードが使える場合は、ペン入力は圧倒的に遅いということです。
しかし、ピュアタブレットで使用している場合、ソフトウェアキーボードでの入力とペン入力のどちらが優れているかは難しいところで、その時によると言えます。
ペンによる文字入力は、便利に利用出来る場合もあれば、キーボードの方が圧倒的に早い場合もあるということになります。
文字入力では無い、画面上にイラストなどを書く用途はほぼ実用となっており、入力デバイスが1つ増えたと言ってもいいでしょう。
つまり、キーボード、マウス、画面タッチに加え、Windowsでのペン入力が本格的になったと言えます。今後のWindowsはタッチパネルは当然で、ペン対応も必須となります。
音声入力はどうなった
一方でモダンな他のOSが対応しているがWindowsでは対応していない機能に、音声認識機能があります。
iOSやAndroidは音声認識による文字入力がほぼ実用となっていますが、Windowsは残念ながら実用とは言えません。
もちろん機能自体はあるのですが、他のOSのように自然に使う事は出来ません。今のところ、何からの理由があってこの機能を使う必要がある方向けの機能と言えます。
今後のこの機能がどうなっていくのでしょうか。
パーソナルアシスタント機能のCortanaの機能は向上していますが、単純な文字入力機能も、次のアップデートくらいではもう少しまともになって欲しいところです。
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