ITライター上倉賢のAll About

IT系ライターによる日常

Googleの食堂は本当に最高なのか

シリコンバレーのIT企業の社食が充実していることは日本でも知られています。

例えば「Googleはなんでも無料で、社食とは思えない豪華さ」みたいな事が知れ渡っているようですが、実際の味や質はどうなのでしょうか。

Googleに限らず、日本、アメリカでIT企業含め、いくつかの社食で実際に食べた経験から率直な感想を書いてみたいと思います。

Googleの食堂

シリコンバレーのMountain ViewにあるGoogleは、複数の建物に分散しており、カフェテリアもいくつかあります。

f:id:AllAboutKamikura:20161006132353j:plainその場で作った食事を提供する食堂のカフェテリアから、こちらも当然無料の飲み物やお菓子等が用意されているマイクロキッチン、カフェ、日本だとお金を入れないでも出てくる自動販売機が用意されています。

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基本的に日本のGoogleも同じですが、日本風の普通の和食を常時提供するカフェテリアもあり、地域毎の独自性もあるようです。

地域の独自性と言うことだと、Google傘下のサンフランシスコのYouTube本社でも特別なこだわりがありました。

あるカフェテリアではインド系の方が多いことを反映してか、インド料理を提供していました。注目は、ここで提供されていたお米が、バスマティライスということです。

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バスマティライスはインドで最高級のお米で、一般のレストランではなかなか扱うことがありません。お米自体の値段はともかく、炊き方が難しいという問題もあり、社食で使うような所はほとんど無いと思います。料理で使う素材は、かなり意識していることがここからわかります。

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とは言っても、常に高級食材を使っているわけではないようです。

日本で握り寿司が提供されてていても、ウニは特別な日にしか出てこないなど、常に贅沢にしているわけではないようです。

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カフェテリア自体はそれぞれ異なるので、一概には言えません。日本のGoogleのカフェテリアは、日本人の感覚からすると、高すぎず安すぎない、メニューも日々変わり、飽きずに毎日食べられるちょうどいい感じのバイキングといった所です。

肝心の味や品質の方は、Googleよりもレベルの高い食堂がある会社は、日本国内には探せばいくらでもありそうです。アメリカの方は、元々の社食のレベルがかなり貧相な場合がほとんどで、それに比べればメニューの種類も味もかなり上だと言えます。

最近は、Googleに影響を受けたのか、こだわった社食を提供している会社もあります。それらに比べるとGoogleは、こだわっている中での平均的レベルよりは少し上と行ったところでしょうか。

ただし、すべてが無料なところと、提供されているのが食堂だけではないのがポイントです。

単に食堂で朝食、昼食、夜食を提供しているだけではなく、街のカフェみたいな専任のスタッフがコーヒーを提供してくれたり、スムージーをその場で作ってくれたりする場所があったりもします。

スムージーはアメリカでしか飲んだことがありませんが、普通に売ってる物、Google系のスムージーも最高においしいです。

こういった点も含めて総合すると、Googleの飲食環境は、そこで働く上で最高と言ってもいいでしょう。

Google元エグゼクティブシェフの店に行く

会社から無料で提供される食事環境としてはGoogleは最高ですが、この環境を初めに作った人がお店を出すとどうなるのか気になります。

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1999年からエグゼクティブシェフとして活躍したCharlie Ayers氏が、2009年にPalo Altoに開店したCalafia Caféに行ってみます。アメリカのレストランを探す際の定番サイトYelpでお店の評価をみると、その地域の同価格帯のレストランとしては上の方ですが、決して最高の評価は得ていないようですが。

現地の評価はともかく、Googleが無料で提供している物よりも、明らかにこちらの方が味も質も上でした。お店なので当然ではありますが。

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今回は22ドルの「Shaking Beef Salad」を頼んでみました。

素材としてはgrilled hanger steak, watercress, daikon radish, fennel, red miso aioli, crispy shallotsが使われています。

アメリカに限らず欧米のサラダは、野菜だけではなく、肉も含めた物を提供している場合があり、こちらも一見サラダなのかステーキなのかわからない料理です。

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ステーキの上にサラダが載っている料理で、肉とサラダの組み合わせ、味噌を使ったソース(アイオリソース)含めて非常に絶品でした。

22ドルという値段はそれなりに高く、昼でも20ドル前後(2000円程度)なので、現地でも日常に使うにはちょっといい値段のお店です。

観光やGoogle以外の仕事で現地に行ったら、Googleから派生した有料のレストランとして利用すると良さそうです。

まとめ

社内のカフェテリアは、基本的に社内での昼食需要を満たすための物です。Googleは昼食だけではなく、朝食も提供し、仕事中の飲み物や小腹が減った時の需要にも対応しており、社内で飲食面を気にせず仕事に集中できる環境を作っています。

とは言っても、本当においしい物、いいものを食べたい場合は、外のレストランの方が圧倒的に優れています。

社内は無料なので、休日などに良いレストランにも行きやすくなっている環境でもあると言えます。

というわけで、Googleの食堂は日本人の感覚からすると少し良いくらいだが、無料な点、食堂以外の点も含め、その場で働いく事を考えると最高であると言えます。

何かの機会にGoogleの食堂に食べに行っても、味やメニューでの感動はそれほどでもなく、他の部分も含めて評価してみましょう。