VRに関連してか、各社から360度カメラが続々と登場しています。
360度カメラの歴史自体はそれほど長くはないですが、1台で完結する物としては、リコーのTHETAが日本を含めた一般向けとしてはそこそこ長く続いている製品シリーズとなります。
それ以外にも2016年に入ってからは各社から登場しているので、どれを選ぶべきかというのは悩ましいところです。
リコー THETA
現行モデルとしてはTHETA S、2016年に発売されるTHETA SCがあります。
どちらもカメラとしての性能は同じで、1台で360度撮影可能、1400万画素、360度のフルHD動画の撮影も可能です。
価格はTHETA Sが4万円程度、THETA SCが3万円強程度となります。
一番お手軽な製品だと思います。
ニコン KeyMission 360
ニコンから2016年に初めて投入される360度カメラとなります。
1台で360度撮影が可能、約2400万画素、4K動画の撮影も可能となります。
価格は6万円台となります。
カシオ EX-FR200
1台で185度、2台組み合わせると全天球の撮影が可能となるカメラです。
約1200万画素、4K動画の撮影が可能です。
2台組み合わせなければ360度撮影はできませんが、カメラ部分とコントローラー部分を分離させて通常のカメラでは出来ない撮影が出来るのがポイントとなります。
基本のコントローラーとカメラ部分のセットが5万円台、これに追加カメラなどを組み合わせると合計で10万円程度になります。
サムスン Gear 360
1台で360度撮影が可能なカメラとなりますが、基本的にサムスンのスマートフォンGalaxyのオプション製品と行った位置づけです。
コントロールするにはGalaxyにインストールできるアプリが必要になるので、アプリがインストールできないと満足な操作ができません。
3000万画素、4K動画の撮影が可能です。
価格は5万円程度となります。
コダック PIXPRO SP360 4K
360度撮影には2台必要ですが、1台でも235度まで対応しているので、これだけでもそれっぽい物の撮影は可能です。
4K動画、約1200万画素。
価格は1台で6万円程度です。
http://www.maspro.co.jp/products/pixpro/sp360-4k/
これら以外
これら以外でも多数の360度対応カメラがありますが、日本で入手が難しかったりするので選択肢としては現実的ではありません。
カメラを組み合わせて使うという場合なら、GoProから一眼レフまで様々なソリューションがあるので、画質にこだわる場合はそういった物から探すのも良いでしょう。
もちろんコストもかなり高くなります。
どれを買うべきか
360度撮影自体は静止画ならスマートフォンのアプリでも出来ますし、わざわざ買うこともないとも言えます。
お手軽に撮影したいということなら、3万円強で購入できるリコーのTHETA SCが一番だと思います。
もう少しこだわりたい場合は、6万円程度のニコンのKeyMission 360も悪くなさそうです。ただ、ニコンは初めてこの市場に参入するので、何か使い勝手上の欠点もあるかも知れません。実際の製品が出回って、市場の評価が出そろう2016年11月頃に買うというのも悪くはないでしょう。
RICOH デジタルカメラ RICOH THETA S 360°全天球カメラ 910720
- 出版社/メーカー: リコー
- 発売日: 2015/10/23
- メディア: エレクトロニクス
- この商品を含むブログ (8件) を見る