ITライター上倉賢のAll About

IT系ライターによる日常

2016年末現在の理想に近いモバイルPC 東芝 dynabook V82

東芝が2016年12月9日に発売するdynabook V82は、2016年12月現在で理想のモバイルPCに近いです。

どのあたりが理想に近いのかをとりあえず7点上げてみました。

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1.ちゃんとしたキーボードを搭載している

パソコンはキーボードが取り外せるタイプの2-in-1タイプも流行りつつありますが、実際にキーボードを取り外して使っている人はどのくらいいるのでしょうか。

マイクロソフトSurfaceを使っていても、実質Type Coverをつけっぱなしと言う人がほとんどだと思います。

つまり、キーボードが取り外せる意味はあまりないということです。

そんな用途に向けてキーボードが一回転するタイプの2-in-1製品があります。

このタイプの製品で気になるのが厚みやヒンジの強さがあります。

厚みは15.4mmで、Surface Pro 4とType Coverを組み合わせた場合の13.3mmに比べると厚いですが、それほど大きな違いでもありません。

キーボードが回転するタイプの製品の元祖はLenovoのYogaですが、最新のThinkPad X1 Yogaは15.3-16.8mmなのでほぼ同等です。厚みに関してはパソコンとしても、タブレットとしても問題ないレベルです。

実機のヒンジはしっかりしており、このあたりの使い勝手は品質の良い従来同等のモバイルパソコンです。

キーボードのストローク量は薄型としてはかなりある1.5mmです。最近の一般的なストロークになれていれば違和感なく移行することが出来ます。

ちなみに2016年に発表されたMacBook Pro自体の厚みは14.9mmでキーボードのストロークはかなり浅く、慣れが必要なレベルになっています。

2.インターフェースが先進的

バイルPC特に日本メーカーの製品は、お客がRGB出力を求めているからとかの理由で、RGB出力を本体に内に入れたがりますが、この製品は主要な古いインターフェースはありません。

あるのは、通常サイズのUSBと、Type-C(Thunderbolt 3)、ヘッドフォンジャックのみです。

電源はType-Cからで、このType-Cに接続するUSB Type-Cアダプターが付属します。

つまり、ディスプレイや各種周辺機器、電源等の接続をType-Cケーブルに1本化出来ます。

会社や自宅で使うときはType-Cケーブルをつなげて、充電や周辺機器を繋ぐだけ、モバイル使用する際はケーブル一本を引っこ抜くだけです。

それでいて、通常サイズのUSBもあるので、外出先でUSBメモリを利用する必要があったりした際にも変換アダプタ等は必要ではありません。

3.性能がそこそこ高い

CPUはCore i7-7500U 2.70GHz、メモリは8GBです。

CPUの性能はモバイルパソコンとしては十分で、普通に事務利用等をするのなら何の問題も無いでしょう。画像の編集なども問題ないでしょうが、動画編集になるとメモリあたりに問題が出てくる可能性もありますが、とりあえずは問題の無い性能を持っていると言えます。

何よりもストレージが512GB SSDというのが見逃せません。クラウドがいくら進化したとしても、ローカルのストレージ容量はある程度必要です。

なぜか256GBまでの製品も多いのですが、Serial ATA対応ということで、速度はそこそこでしょうが、容量の問題は無いようです。

4.バッテリー駆動時間は問題なさそう

カタログスペックではJEITA 2.0で17時間駆動ということになっています。

実利用ではかなり減るでしょうが、10時間程度は問題なく利用出来るでしょう。さらに製品に付属するACアダプタは45Wタイプ、USB Power Deliveryに対応しています。

バイルバッテリーを含めて、外出先での充電環境はかなり充実した物になるでしょう。

そのままでもほぼ問題なく、対応できる機器を用意すれば、1日出張や、海外への長距離移動といったほとんどの用途で、バッテリー駆動時間の問題は無いと言えます。

ちなみにPwer Delivery 2.0から3.0へアップデートされるとのことです。

5.生体認証に対応している

セキュリティは年々重要ですが、パスワードを記憶すると言うことは限界に来ています。

そこで各種生体認証の対応は必要になっていますが、指紋認証に加えて、顔認証にも対応し、Windows Helloも利用出来ます。

セキュアな赤外線対応のカメラモジュールは東芝とカメラモジュールメーカーとの共同開発品で、薄型の液晶部分に内蔵されています。

指紋モジュールはタッチパッドの左上に付いていますが、右手が聞き手の人が多いから左側につけたみたいな理由のようです。個人的にはこの位置およびその理由に関してはイマイチ意味が分かりませんけど。

6.タッチおよびペン入力に対応している

東芝と言えばペン入力対応ですが、従来の製品から引き継ぐペン入力にも引き続き対応しています。

従来機種のdynaPad N72はつるつるの画面でつるつるした書き心地ですが、この製品は若干ざらざらした感じで、紙に近づけているようです。

個人的にはすでにつるつる画面での書き心地になれていますが、紙とペンに近い方がいいという方も多いのでしょうか。

この製品に付属しているペンはマイクロソフトプロトコルにはまだ対応してないそうです。

7.価格がそこそこ

ここに書いた部分はdynabook Vシリーズの最上位モデルです。

下位モデルは生体認証モジュールがなかったり、スペックが低かったりしますが、最上位モデルの参考価格は21万円台となっています。

性能の高いモバイルパソコンとしてはびっくりするほど高くも無く、安くも無い価格と言えるでしょう。

ユーザーとしてはもっと安い方がいいのですが、妥当な価格なので文句がありません。

まとめ

今後、ここに上げたような機能を持った新世代に向けた製品はいくつも出てくるでしょう。

その先駆けと言えるのがこの製品になっていると思います。

特に書かなかった筐体の剛性等に関しても問題ないです。

個人的にはType-Cは2つ用意してもらって、充電しながらモバイルディスプレイを使うような使い方が出来るとさらにいのですが、現時点でアレがあればと思うような事はほぼすべて実現している製品で、あまりだめ出しが出来ない製品のようです。

実際に使ってみると、どこかに欠点も見えてくるかも知れませんが、実機を短時間触った感じでは、かなり注目の製品になっていることは間違いないです。