ITライター上倉賢のAll About

IT系ライターによる日常

安いそこそこのゲーミングPCを考える

ゲーミングPCと言ってもいろいろとあるが、ローエンドのそこそこゲームが満足して遊べるPCはおおよそ10万円くらいからとなる。

何でもいいならもっと安くてもなんとかなるが、画像の品質をそこそこに、ゲームを遊ぶ上でそこそこ快適に使用と思うと、どんどん値段がつり上がっていく。

例えば画像の品質を上げるのはビデオカードだが、2万円くらいから10万円くらいまで。

ゲームの起動時間を上げるにはストレージの読み書き速度を速くする必要があるが、これも容量との関係があるが1万円から10万円程度までピンキリだ。

CPUも2万円くらいから5万円以上までいろいろある。

そこそこのゲーミングPCは10万円くらいから

例えばノート型のゲーミングPCで価格がこなれているOMEN by HP 15-ax200は11万円程度から。

MSIのゲーミングシリーズのエントリー機種、DELLのInspironゲーミングなども同程度となる。

デスクトップの場合は事情が変わってくる。

デスクトップの場合、本体のみで10万円くらいからとなる。これにディスプレイやそこそこのキーボードとマウス等を追加していくと安くても13万円くらいからとなる。

それぞれ品質を上げれば上げるほど、価格は上がっていく。

ノートの場合は、初めからそこそこの仕様で全セット購入できるが、実質メモリくらいしか後から変更できないが、デスクトップの場合、後でビデオカードを変更するようなことが可能。

ゲーミングPCをどうするか

すでに何らかの周辺機器等があるなら、場合によってはデスクトップを買った方が安く、将来の拡張性もある。

しかしながら、すべてそろっているノート型のゲーミングPCは11万円くらいからで購入できるので、他に買うべき物はまともなマウスくらい。

デスクトップPCの場合、本体のみで10万円くらい。これにディスプレイ、キーボード、マウスで少なくとも13万円くらいにはなる。

とりあえず13万円くらいで購入し、あとで予算が出来たら、ビデオカードを変更したりすれば、次の世代のビデオカードが出てきたときに最新に近い環境でゲームを続けられる。

例えばNVIDIAの現行世代のPascalアーキテクチャを使ったGeForce 10シリーズの後継は2018年頃と考えられる。その次は2020年頃だろうか。

つまり、仮に13万円でそこそこのデスクトップPCを購入し、2018年に2万円から3万円かけてビデオカードを交換すれば、そこそこの性能で最新のゲームも楽しめる。

13万円仕様ならディスプレイはフルHDだが、その頃には4Kクラスのディスプレイもそれなりにお手頃になっていることも考えられ、より画像はきれいになることもあるだろう。

ノートだと、メモリの増設くらいしか出来ることは無いが、スキルがあればストレージの強化くらいは何とかなるかも知れない。

この辺で強化できるのはパソコンとしての基本性能だけで、ストレージを強化すればゲームのロード時間などは短縮できる物の、ゲーム性能としては大して上げられない。

仮に3年使った後は、普通のパソコンとしてはそこそこ使えるが、ゲーム性能としてはイマイチになりやすい。

ゲーミングPCの選び方

面倒な事抜きにお手軽にPCゲームを遊びたいなら、11万円くらいからのラップトップ型のゲーミングPCから始めるのも悪くはない。

デスクトップ型の場合は、もう少し初期コストは高くなる。その後、数万円の予算を出せスキルもあるなら、より長くハイエンドの環境でゲームを楽しめる。

それなりに重いながらも、持ち運ぶ事も出来るがそれ以上の拡張が実質不可能なノート型、家で遊ぶしかないが、予算さえあればいろいろといじれるデスクトップ型。

どちらがいいかは予算やライフスタイルに合わせたい。