2017年のエレベータで、エレベーターガールのまねごとを勝手にしている人がいる。
エレベーターの操作盤の前に陣取って、乗り降りする人がいれば乗る人がいれば「開」ボタンを押し続け、いなくなれば「閉」ボタンを押し、全員が降りる階になったら、全員が降りるまで「開」ボタンを押し続け最後に降りる。
この作業に何の意味があるのだろうか。
エレベーターに乗るにはマナーがあり、一番最初に乗った人はボタンの前に陣取って、これをやる必要があり、降りるときは「開」ボタンを押している人に会釈をすべしと主張するなんとか小町があったり、ビジネスマナーとしてエレベーターのマナーを説いている場合もあるようだ。
エレベーターのドアにはセンサーがある
マルチビームドアセンサ/エレベーター / 三菱電機ビルテクノサービス
エレベーターのドアにはセンサーがあり、人が乗り降りしていれば閉まることはないし、ドアに近すぎる場合に勝手に閉まることもない。
つまり、人間が「開」ボタンを押し続ける必要は無い。
狭いエレベーターで迷惑
5人くらいしか乗れないエレベーターでエレベーターガールのまねごとをしている人がいる場合、奧に乗った人はその人をよけて降りる必要がある。
途中の階ならともかく全員が降りる階でこれをやり続けられると降りるまでにかかる時間が長くなってしまうという弊害もある。
「開」ボタンが有効な場合
ちょっと離れたところから乗ろうとしている人が歩いてきているような場合である。
ただし、この場合は上に行こうとしているのか下に行こうとしているのかわからない場合があるので、人がいるというだけで「開」ボタンを押す行為は正解ではない。
本人が乗ろうとするジェスチャーをしているような場合には「開」ボタンを押してあげた方が良いが、余計なお世話になる場合もある。
最終的にApple Storeのエレベーターが正解か
Apple Storeのエレベーターは全階自動運転をしていて。降りる階のボタンすらなく唯一あるのは「開延長」用のボタンだ。
このボタンも車椅子の方などに向けた物で、健常者はエレベーターでボタンを利用する必要は無い。車椅子の方などがいた場合に押してあげることくらいしかそうさの必要がない。
こうなると、偽エレベーターガールの存在は不要になるし、わけのわからないマナーを主張されることも激減するだろう。