ITライター上倉賢のAll About

IT系ライターによる日常

スマートスピーカーを今買っておくべき理由

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日本でもスマートスピーカーがいくつか出てきていますが、この分野に少しでも興味ある方はすぐに買うべきです。

Google HomeAmazon Echoは、スマートスピーカーとかAIスピーカーなどと呼ばれていますが、クラウドにあるAIにつながるスピーカーなので「スマートスピーカー」という名称がより正確だと思います。

同じような分野でスマートスピーカーがなくても利用出来るのが、Googleの音声検索やGoogleアシスタントAppleのSiri、MicrosoftのCortanaですが、パソコンやタブレットスマートフォンで使うこれらとは違い、単独のデバイスとして使えることが重要な意味をもちます。

スマートスピーカーは、初期設定をすれば、しゃべれる人なら誰でもAIによる様々な恩恵を受けられます。

現時点でスマートフォンから多少の設定は必要ですが、基本的にややこしい設定は必要なく声だけで使えるのが特徴のデバイスです。

まだまだ成長途中のサービスであり、Amazon Echoが2年ほどで英語圏で急成長したように、今後数年でさらに急速に進化していくことになるでしょう。

これを実体験として確認するにはスマートスピーカー自体がなければ話になりません。

パソコンがあればインターネットが使えるからスマートフォンは不要ではなく、スマートフォンは手に持って使える唐子その様々な使い方が出来ます。これと同様に、スマートスピーカーならではの機能も続々と登場するでしょう。

スマートスピーカーやAIの進化を体験できる

Google Homeの場合、質問されたことに答えられない場合は「お役に立てそうにありません」と返してきますが、今後数年でこのような返答はどんどんなくなっていくことになるでしょう。

例えばニュースを知りたいと思った場合、昔なら新聞を購入したり、配達された物などを取りに行き、開いて読むという作業が必要でした。ラジオやテレビではニュースが流れるまで待つ必要がありました。

インターネットの時代では、ニュースサイトを開けばいつでもニュースはわかりましたが、デバイスを操作する必要がありました。

スマートスピーカーでは「(Ok Google)今日のニュースは」と話しかけるだけで、最新のニュースを知ることが出来ます。

キーボードやマウスを操作して、ニュースサイトを開いたり、画面からニュースアプリを探してタップするなどの操作の必要もなく、人に聞くのと同じように自然に最新のニュースを得られるようになります。

スマートスピーカーを使えば、このように人間として自然な操作で、AIを活用した様々なサービスを利用出来るようになります。

まだ出来ない事も多いですが、スマートフォンが数年で急速に進化したような、進化の過程も含めて新しいサービスを体験するには、購入して使ってみなければ話になりません。

新サービスを開発する

youtu.be

Amazon EchoのAIはAlexa、Google HomeのAIはGoogleアシスタントですが、それぞれAlexa Skills Set、Action on GoogleというAIを使ったアプリのようなサービスを作れるプラットフォームが用意されています。

AIを使った音声によるサービスでどのようにマネタイズするのかという問題もありますが、インターネットやスマートフォンがそうだったように、まずはサービスありきです。

早い内に便利で楽しいサービスを提供できれば、スマートスピーカーによる新しいAI音声サービス市場で有利な立場になることが出来るでしょう。

これからはAIやIoTに関連した市場は伸びることが予想されており、その入口となるデバイススマートスピーカーであり、これで何が出来るのかを知るためには実際に使い、サービスの試作をすることが重要です。

スマートスピーカーの今後

音声による自然な操作は、使ってみれば便利なことを実感できるので、多くの方が活用するようになるのは確実でしょう。

スマートスピーカー自体がどうなるかはともかく、このような事が出来るデバイスも各機器に取り込まれるようになるかも知れません。そうなったら、単独のスマートスピーカーはなく、スマートスピーカーの機能を内蔵した製品が一般的になるのかも知れません。

そうであっても、音声によるAIの操作が廃れることはないでしょう。

少なくとも、スマートスピーカーは今後注目のデバイスカテゴリになる事は確実です。