ITライター上倉賢のAll About

IT系ライターによる日常

ドンキホーテの2万円パソコンは本当にお得なのか

ドンキホーテが19,800円(税別)のノートパソコンを2017年12月1日より発売するそうです。

パソコンの日本での価格としては激安に見えますが、世界的に見ると普通に安いパソコンの価格でしかなく、性能もそれなりなので慌てて買うことはないです。

ドンキホーテの2万円パソコンは買いか

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簡単にスペックを紹介すると

CPU Intel Atom x5-Z8350
メモリ 2GB
ストレージ eMMC 32GB
液晶 14.1インチ IPS フルHD 
OS Windows 10 Home

このクラスの製品の場合、普通に使えれば良いと思って購入する方も多いですが、それでもけっこう時間がかかります。

例えば、YouTubeを開いて再生することも可能でしょうが、5万円とか10万円くらいで購入できる物と比べるとWebブラウザを立ち上げてYouTubeを再生するまでの時間は数倍遅くなると思われます。

性能だけを見ると使えない事はありませんが、日本で一般的に販売されている製品より性能は低いということを理解した上で購入するなら問題ないでしょう。

また、日本の大手メーカーが用意している充実のサポート窓口もなく、故障対応などは可能でしょうが、使い方相談のようなことはないと思った方が良いでしょう。

それらを踏まえて、2万円の激安パソコンが欲しいというのなら買っても問題ないです。

youtu.be

http://www.donki.com/updata/news/171127_i2wRH.pdf

ドンキホーテのプレスリリース

そもそもパソコンの世界的な価格はどうなってる

例えば日本と同水準の経済のアメリカのパソコン価格はかなり前から日本よりもだいぶ低い水準ですが、数年前から1万円程度で販売されているパソコンがありました。

allaboutkamikura.hateblo.jp

こちらの記事は2016年秋の状況を報告した物ですが、2017年末現在も99ドル(11,000円程度)で販売されているパソコンは多数あります。

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199ドル(22,000円程度)くらいまで幅を広げると、数十機種のChromebookWindowsパソコンが用意されています。

つまり、2万円のパソコンはアメリカでも珍しい物ではないということです。

上の画面キャプチャはFry'sというエレクトロニクス専門店の物ですが、アメリカではTARGETやWal-Martのような総合スーパーでもこのような低価格のパソコンは販売されています。

つまり、アメリカではドンキホーテのような店舗でも2万円以下のパソコンが販売されている風景というのは特に珍しくないということです。

このような低価格パソコンが日本でも販売されても、慌てて買うことはないです。