富士通クライアントコンピューティングの電子ペーパー端末「QUADERNO」はビューアーとしてだけでなく、ペンを使って書き込みも出来る端末です。
PDFファイルへのメモ書きはもちろん、新規にメモを書くようなことも可能です。
ペンでの書き心地は電子ペーパーなのに、追従性も高く、メモ書き程度の用途なら何の違和感もなく利用出来ます。
2018年末に発売されてしばらく経ちましたが、2019年7月に量販店向けでの販売が開始され、さらにデータの同期機能がmacOSと、Android、iOSへも対応しました。
従来、データの同期にはWindowsが必須でしたが、今回のWindowsと同等の同期機能がmacOSでも利用出来るようになります。さらに、Android、iOSへも対応し、いつでもどこでもデータを同期できるようになります。
QUADERNOはサイズ別の2モデルあります。A5サイズで10.3インチと、A4サイズの13.3インチモデルです。
一般的なPDF書類はA4サイズ基準で作成されていることが多いので、論文、カタログ、各種資料などを実物の紙と同等のサイズでじっくり読みたい場合には、電池消費が少なく、目に優しく、何より軽い電子ペーパー端末との相性が非常に良いです。
その各種データを同期する機能が今回アップデートされました。
データをどのくらい同期したいかにもよりますが、今回アップデートされた機能の場合で、WindowsかmacOSをメインの同期端末として使用し、出先などでスマートフォンを使って急遽同期したいときにAndroidやiOSを使うというようなやり方が良さそうです。
端末自体は魅力的で、macOSやAndroid、iOS待ちだった方には買いになりました。
iOSやAndroidの同期機能は同期の度に接続操作から始める必要があるので、簡単ではないですが、急遽同期したいときには便利になりそうです。
例えばDropbox、OneDriveのように、設定したらWi-Fi接続時に自動的に同期するような事は現時点では出来ないです。特定のフォルダを設定して、勝手に同期するくらいになったら買おうかなと考えている私のような方、もしくは既存のユーザーの方、FCCLに要望を送ってみましょう。