Googleアカウントなどインターネットのアカウントは常にハッキング(ハイジャック、乗っ取り)の標的になっていますが、その中でもYouTubeチャンネルは危険です。
YouTubeチャンネルを収益化している場合でチャンネル登録者が多い場合、アカウントを盗めば簡単にお金にすることが出来るため、様々手法でユーザーをだまそうとする手口が増えています。
YouTubeチャンネルを安全に運用する方法を紹介します。
Googleアカウントのセキュリティ設定をしっかり行う
YouTubeチャンネルはGoogleアカウントで管理します。
Googleアカウントを安全に運用するための、
- そのGoogleアカウントにしか使わない容易に推測できないパスワードの設定
- 2段階認証の設定
などの基本的な事は確実に設定しましょう。
詳細はこちらも確認してください。
自分のYouTubeチャンネルなどのURLをメモしておく
https://www.youtube.com/channel/UCxxxxxxxxxxxx
のようなチャンネルURLをしっかりメモしておきましょう。
UCxxxxxxxxxxx
のようなのがチャンネルIDで、さらにユーザーIDというのもあります。
これらは下のURLからも確認できます。
https://www.youtube.com/account_advanced
収益化している場合、アドセンスのPublisher IDも含めて記録しておきましょう。
ブランドアカウントでYouTubeチャンネルを管理する
YouTubeチャンネルはGoogleアカウントに直接紐付くチャンネルと、ブランドアカウントで管理するチャンネルの2種類あります。
YouTubeチャンネルを盗まれたりすることを防ぐにはブランドアカウントで管理する方が確実です。
Googleアカウントに直接紐付くチャンネルの場合、Googleアカウントにアクセスできれば簡単にチャンネルを盗めます。
ブランドアカウントで管理している場合、Googleアカウントにログインした後、チャンネルの管理権限の移動をしないとチャンネル自体を完全には盗めません。
Googleアカウントにアクセスされること自体問題ですが、YouTubeチャンネルの管理権限の移動には時間がかかるので、多少はましになります。
ブランドアカウントは他にもメリットがあるので、YouTubeチャンネルはブランドアカウントで利用するのがお勧めです。詳細はこちらを確認してください。
問い合わせ先メールアドレスはログイン用のとは異なる物にする
YouTubeチャンネルにはビジネスの連絡用にメールアドレスを表示できる機能を用意しています。
このメールアドレスはチャンネル管理に使っているGoogleアカウントにする必要はありません。
他の全く関係ないメールアドレスに設定できますので、不要な不正アクセスを避ける意味でもチャンネル管理用のアドレスとは別のメールアドレスを設定した方が無難です。
パスワードは誰にも教えない
2019年に入ってから増えている攻撃に、YouTube社員などを装った人からの、チャンネルの管理を代わりにやるからパスワードを教えろという物があります。
このようなYouTube社員などのGoogle関係者含めて、正規の誰かがパスワードを聞くことは絶対にありません。
パスワードは正規のログイン画面にのみ入力してください。
メールなどで届いた偽のログイン画面にも注意してください。何があってもログインはリンクからでなく、直接GoogleやYouTubeにアクセスするのが安全です。
不用意にチャンネル管理者に設定しない
前述したブランドアカウントに設定すると、コメント管理用の管理者、チャンネル設定の管理者など1つのYouTubeチャンネルを複数の管理者で設定出来るようになります。
この管理者の設定は本当に信頼できる人のみを設定してください。
メールで連絡があったよくわからない人はもちろん、どこかの会社や組織の関係者を名乗っている人だとしても、実際に合ったことも無いような人を管理者にするのは止めてください。
MCNに加入する場合は慎重に検討する
MCNという仕組みがあります。
最近はYouTubeチャンネルを成長させるなどの名目で、YouTuber事務所が所属YouTuberを募集する事があります。
有名YouTuberになりたい、著名なYouTuberが所属しているなどの理由でMCNに入ると何らかのメリットがあると思って安易にMCNに加入しないでください。
MCNによってはほとんど何のサポートもせずに、広告収入だけ取られる場合があります。MCNから脱退するのも大変な場合もあります。
MCNに加入する場合は、しっかりと内容を確認し、納得の上で加入してください。