ITライター上倉賢のAll About

IT系ライターによる日常

国際ハッカーグループからパスワードが書いてある脅迫メールが届いた

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「International hacker group」から実際のメールアドレス、パスワードが書かれた脅迫メールが届いた。

お前のアカウントにアクセスした、ウイルスをインストールした、エロサイトへのアクセス、Webカメラで録画しているとかなんとか。

ここに書いてあることはメールアドレスとパスワード、お金の送り先以外はウソで、実際に不正にアクセスされたと勘違いした人による支払いを目的にする物だ。

日本語で届くパターンもあるようで、スパムをみると大量に同じようなメールが届いていた。ほぼ全ての日本語の脅迫メールにはなぜかパスワードが書いていなかった。

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このメールの目的は、どこからか入手したパスワードを書いて焦らせ、データを公開されたくないと思った人が送るBitcoinなどの仮想通貨をだまし取る物だ。

実際にこの脅迫メールは2018年7月から増えていとJPCERTなどもアナウンスしているる。

仮想通貨を要求する日本語の脅迫メールについて

自分のアカウントでは、全てのパスワードはそれぞれ変えているので、パスワードが書いてある物を調べると、どこのサイトから漏れた物かはわかる。

それぞれのサイトからいつパスワードが漏れたかは、Have I Been Pwnedにまとまっている。

haveibeenpwned.com

実際に調べるといつ漏れたのかわかるが、その中に以前使っていたが今は使ってないサービスがいくつかあったので、全部パスワードを変えておいた。

少なくともここに載っているようなサービスのパスワードは漏れていることは知っていたが、実際にそれを使った犯罪も行われている事が今回の脅迫メールでよくわかった。

今は使ってないサービスについては全部のデータを削除するためにも、退会処理しておくのも良さそうだ。

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任天堂と公道カートの裁判まとめ

株式会社マリカーが、2015年5月13日に「マリカー」の商標を出願し、2016年6月24日に商標登録される。
これに対して任天堂が商標登録の取り消しを求めて2016年9月に異議申立を行うが、2017年3月に特許庁が維持決定とした。

マリオカート自体を「マリカー」と略す人がどのくらいいるのかわからないが、明らかに任天堂のゲームを意識したサービスを行っており、それっぽい名前も勝手に付けた上に商標登録するということ自体どうなのかと世間的には思われている事と思います。

これについて任天堂は2017年2月に損害賠償を求めて東京地裁に提訴、2018年9月に任天堂の訴えが認められた。

www.nintendo.co.jp

株式会社マリカー(現、株式会社MARIモビリティ開発)はこちら。

marimobility.com

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六本木ヒルズにGoogle Pixelのオブジェが本当にあるよ

Googleは2018年秋にAndroidスマートフォンPixelの最新版を日本市場に投入するようだ。

実際にGoogle JapanのTwitterアカウントでそれを予告している。

 これはどこからどうみても六本木ヒルズから東京タワー方面が見える場所で撮影した物なので、実際にその現場がどうなっているのか2018年9月19日に確認してみた。

www.instagram.com

場所は若干異なる物の、ほぼその場所に置いてあった。

ただ置いてあるだけでそれ以外何の情報もないが、日本で公式に発売されるGoogleスマートフォンを待っている人には興味深いスポットになっている。

実際には近くに係員がいて質問することも可能のようだ。

 

使わないPCをCUDA用にセットアップしてみる

今はほぼ使っていないPCがあるので、ディープラーニングやら何やらにこれ以上乗り遅れないようにCUDAを使えるようにしてみることにした。

2010年に発売したHPのデスクトップPCで、Nehalem世代のCore i7-960、Tesla世代のNVIDIA GeForce GTS 250あたりが入っていたモデル。ビデオカードはその後第1世代MaxwellのGeFroce GTX 750 Tiに入れ替えている。

HDDも入れ替えているがOSはWindows 7のまま。

これを寝かせておくのはもったいないので、余っているHDDにUbuntuを入れてCUDAで遊ぶマシンにするのが目的。

Ubuntuをインストール

Windows 7が入っていたHDDはこれからも使うかも知れないので取り外し、余っているHDDを取り付けUbuntuをインストール。

初めは18.04 LTSをインストールしたが、CUDA Toolkitが正式に対応していないので16.04 LTSを入れ直した。

CUDA Toolkitをインストール

CUDA Toolkitのインストールではまる人が多いようだ。

通常のGUI画面からはインストールできなかったのでCtrl+Alt+F1でコマンドラインに入ってX Windowを止める。

その後にCUDA Toolkitをインストール。

再起動するとログイン画面がループするという問題が発生した。NVIDIAのディスプレイドライバの問題らしいので、またCtrl+Alt+F1から最新のドライバをインストール。

一応CUDA Toolkitのインストールができたらしい。

その後の設定

その後パスの設定などを行う必要がある。

.bashrcに設定を書いて終わりかと思ったらまたエラーが発生。

WARNING - libGLU.so not foundなどのエラーが発生するので、freeglut3-devなんかをインストールしたらエラーが出なくなった。

ここでやっとCUDA ToolkitのサンプルファイルがMakeできるようになった。

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CUDAをインストールするのは大変

 Pythonで単純に開発するとか、機械学習ディープラーニングでいろいろ設定するならpyenv、Anacondaなんかで比較的簡単に環境構築はできるけど、それをさらにCUDAなどを使って効率化しようとするとその環境構築はけっこう大変だ。

今回は10年ほど前の使ってないPCを活用して無料でとりあえず環境構築までできたが、何も知らない人が新規に20万円とかの構成の高性能なGPU環境を手に入れても、それをまともに動かせるようにするまでにそこそこ時間がかかりそうだ。

Windowsで使う場合も苦労が多いようだけど、このあたりの設定をしないとGPUを使った機械学習ディープラーニングなんかができない。

これを人に頼んでいるようではその後の問題にも対処できそうにないので、古いPCなんかを活用すれば何度でもやり直せるので、基本的なセットアップは自分でできるようにしておくと将来的に良さそうだ。

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