ITライター上倉賢のAll About

IT系ライターによる日常

ドローン騒動と間抜けな警察

首相官邸の屋上にドローン(そもそもこの呼び方は何なんでしょうか)が落ちていたことを発端として、無人航空機が話題ですね。

この無人航空機(UAV:Unmanned aerial vehicle)に関してはともかく、首相官邸周辺の警察は何をやっていたんでしょうか?

このあたりに行ったことがある方はご存じかと思いますが、国会議事堂周辺や政府系の重要施設、主要各国大使館周辺等にはすべての交差点毎に警察官がいるような状況です。首相官邸や主要大使館周辺といった特に重要な施設には、その入口の前にバリケードがあり、一般人は近寄ること難しいような状況になっています。

そんな場所ではカメラを持って歩いているだけで、警察官から声をかけられたり警戒されます。何も言われないのは国会議事堂の真正面くらいでしょうか。声をかけたりしてくるのは、テロリストが下見をするのを警戒しているらしいのですが、今時そんなわかりやすいテロリストがいるんでしょうか?

また、都心のよくわからない場所で時々、機動隊かなんかが道路をバリケードして一般車両が入れないように、その奧で何かをやっている事があります。個人的にそんな時は、とりあえずよくわからんが、なんかのニュース映像に使えるかもしれないから、とりあえずこの様子を撮影しておこうというような感じで撮影したりします。

そうすると、これも「どこの社ですか?」みたいな感じで、新聞社かなんかのカメラマンかなんかかと確認されたりします。

そんな感じで、重要施設や何らかの行動をわかりやすく記録していたりすると、特に害は無いはずなのにすぐに警察からマークされてしまいます。

一方で、首相官邸の屋上には空から落ちてきたドローンを2週間もほったらかしてたんですから、一体警察は何をしていたんでしょうか?

今回はっきりしたのは、今までは想定していなかった事が起きれば、何も出来ないということでしょう。

世の中、今までの想定通りに行くことばかりではありません。

警察・ヤクザ・公安・スパイ 日本で一番危ない話

警察・ヤクザ・公安・スパイ 日本で一番危ない話

 
日本の公安警察 (講談社現代新書)

日本の公安警察 (講談社現代新書)

 
特高警察 (岩波新書)

特高警察 (岩波新書)

 
公安警察の手口 (ちくま新書)

公安警察の手口 (ちくま新書)