ITライター上倉賢のAll About

IT系ライターによる日常

今年度最高傑作のインサイドヘッドは地域毎に内容が違う

すでに予告編等でご存じの方も多いと思いますが、頭の中で何が起こっているのかを描く映画「インサイドヘッド」が公開されました。

www.youtube.com

Rotten Tomatosでは批評家の満足度98%、一般は91%で今年度の最高傑作に位置づけても問題なさそうな映画となっています。

http://www.rottentomatoes.com/m/inside_out_2015/

ところで、日本語のタイトルはインサイドヘッドですが、英語版ではInside Outとなっています。このため「インサイドアウト」で一生懸命検索してもゴルフの話題しか出てこなかったという話はともかく、どうやらタイトルだけで無く、内容自体も各地域に合わせて微調整されているようです。

www.youtube.com

大きめなところでは嫌いな食べ物が、アメリカ版ではブロッコリーだが、日本ではピーマンになっている。スポーツの妄想をするシーンではアメリカ版ではアイスホッケーだが、日本やイギリス版ではサッカーになっているなど。

www.youtube.com

ディズニー系のアニメ映画では吹き替えというよりもローカライズが非常にすばらしいですね。アナと雪の女王では、個人的には英語版よりも日本語版の方が出来が良かった気がしています。映画は基本的にオリジナルで視聴したい筆者も、ディズニー系では日本語吹き替えとオリジナルをチェックせざるを得ません。

そもそもほぼ同時公開で、各地域に合わせた物を展開しているので、オリジナルとは何なんだという話にもなります。なにしろ、英語版でも地域によって内容を変えるという状況なので、何がオリジナルかはわかりませんが、多分アメリカで公開される英語版がオリジナルでしょう。

www.youtube.com

アナと雪の女王ほどのヒットにはならないでしょうが、ピクサーの作品としては過去最高傑作と言ってもいいんじゃないでしょうか。