アメリカでヒットしている曲を日本で買うと偽物をつかまされる問題

Andy Grammerの「Honey, I'm Good.」という曲が、2015年夏現在、英語圏を中心にそこそこヒットしています。

YouTubeのオフィシャルMusic Videoを見てもご機嫌な曲なので、ヒットしているなら一応聞いておかないと、と思って、Apple Musicで追加していつでも聞けるようにしておきましょう。

しかし、日本のApple MusicもiTunesストアでも曲名から探しても出てきません。

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出てくるのは、違うアーティストの同じ名前で視聴すると本家にそっくりな曲です。

もしかしたらAndy Grammerの曲は最近よくあるfeat.なんとかで名前が違うのかと思いきやそうでもないようです。

試しに、USのiTunes Storeで調べると、本物はすぐに出てきました。

日本のiTunes Storeで海外のヒット曲が出てこない現象は1年前にもありました。1年前に英語圏で大ヒットしていたMegan TrainorのAll About That Bassは、日本で正規版をしばらく購入できませんでしたが、今回のと同じ現象でした。

正規版を購入できない理由は単純で、日本でオリジナル版がリリースされていないからです。

日本でオリジナル版は公式にはリリースされてはいませんが、偽物なのかカバーなのかよくわからない人の曲は販売されています。

このあたりの本物と偽物を区別できないと、海外でヒットしている曲を聴こうとして、知らない間に偽物をつかまされるというワナがiTunesのようなデジタル販売では待ち受けています。

そもそも、それが偽物なのか、カバーしているだけで権利上は問題ないのかもわかりませんが。

同じ事はAmazonのデジタル販売にもありますが、Andy Grammerの「Honey, I'm Good.」に関しては海外でフィジカルリーリースもされているアルバムの「Magazines Or Novels」にも収録されているので、輸入CD版として日本で本物を正規に購入することは出来ます。

デジタル配信版にはびこる偽物なのかなんなのかよくわからないインチキ(かどうかもわからない)商品にご注意ください。

ITライター上倉賢のAll About