Googleは基本的に無料のサービスで、旧世紀型の一般ユーザー向け電話サポート等はありません。そもそも電話サポートが必要で重要と思っているような人にその他のサポートがうまく機能するのかどうかはともかく、ネットを活用したサポートはそれなりに充実しています。
各サービスのヘルプ用の記事は公式の物が比較的充実しています。それでもわからない部分はボランティアベースになりますが、Googleによるヘルプフォーラム上で質問することが出来ます。
これでも十分かと思われますが、これからはTwitter上でも公式にサポートを開始します。
Googleは、これまで1年ほどこの機能をテストしていましたが、有効と判断されたのか2015年8月18日より正式にHelp on Social (日本語だとソーシャルヘルプ)としてスタートしました。
膨大なTweetのうち、各Googleプロダクト、言語毎に問題がありそうなものを抽出して、困っているだろう人を手助けするシステムになっています。
このシステムにピックアップされやすくするには、#gHelpというハッシュタグを使い、各プロダクト毎に#chromeとかも加えるといいでしょう。
Googleのサービスで困ったことがあれば適当につぶやいただけで、ある程度のヒントがフォロワー外から得られるようになるかもしれません。
これは単にサポートが必要な人を探すだけでなく、何らかの問題が発生していることを発見しやすくなるというメリットもあります。何らかの環境においての不都合なら、関連Tweetが急増することがあり、Google側もその問題に対して対処しやすくなります。
気になるのは、Googleのプラットフォームを使わずにTwitterを使う事でしょうか。
さらに、TwitterのTweetを抽出して回答するシステムにはCoversocialというサービスを利用しています。
普通ならGoogle+やGoogleのプラットフォームを使ったりするところですが、この規模と技術力のあるの会社でも、よりユーザーが多く有効に活用出来るTwitterを割り切って使っている点にも注目です。
古いことにこだわりすぎている体質の組織には参考になるのではないでしょうか。
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