任天堂の携帯ゲーム機Nintendo 3DSは2011年に発売され、5年が経過しています。
少なくとも日本では前世代のNitendo DSと同等に普及したと言えるでしょうが、ここ1年ほどで実際に遊んでいるユーザーは激減しているようです。
筆者は発売からほぼ全ての外出時に持ち歩いています。3DSを持ち歩くのは出先でゲームをするのではなく、「すれちがい通信」という機能を使って、たまたま出先の近くにいた人の本体同士でデータ通信をするためです。
この機能を使うと、すれちがった人同士でゲームのデータを交換できるので、画面上だけではなく、実生活もゲームの一部となって楽しい機能となっています。
この機能は最盛期には出かけたら1時間ほどで10人とすれ違う、その後も街中を歩いていれば夕方までにまた10人とすれ違う、帰りでまた10人とすれ違うというようなことがザラでした。特に都内では。
しかし、2015年後半頃を境に、1日都内を歩き回っても10人とすれ違わない日が多くなってきました。
以前は10人とすれ違うのに数時間以内で楽勝だったのが、今では数日かけてやっとという状況です。
海外では人口密度の低さ等から以前から同じような状態でしたが、日本でこのような状況になっているとは驚くばかりです。
これは、ソフトの販売数から推測すると、ユーザー自体はそれほど減ってはいないが、実際に持ち歩いてフル機能を楽しんでいるユーザーが激減している事は確実でしょう。
要するに持ち歩いていても、目的のソフトでしか遊んでいない人がほとんどで、それ以外の機能は特に興味なしというようなことでしょうか。
もちろん、ユーザー自体が減少しているのは確実で、電車内で遊んでいるような人は以前と比べてもかなり減っています。
おそらく、この状況が今後好転することはほぼないでしょう。
ソフトウェア次第で改善は可能でしょうが、次期ゲーム機のNXやスマートデバイス向けのサービスに注力していくことを考えると、3DSの機能を本格的に楽しめた時期はもう終わったのかもしれません。
実際に出かけないと遊べないゲームとしてはIngressの方が面白いですし、任天堂としてはIngressの仕組みを使ったPokemon Goの方へ移行していくのでしょうか。
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