ITライター上倉賢のAll About

IT系ライターによる日常

アメリカ大統領選挙2016の流れ

選挙好きにとって、アメリカ大統領選挙ほど長期間楽しめる選挙はありません。

10ヶ月ほど実際の選挙レースが続きますし、前段階も含めると2年ほど選挙関連情報が飛び交います。日本の選挙のように2週間くらいの選挙戦で全てが決まる物とは全く異なる楽しみ方ができます。

毎回日程は異なりますが、2016年のアメリカ大統領選挙の大まかな流れはこうなっています。

  • 2015年頃 候補者が出そろう 選挙戦の実質スタート
  • 2016年2月から6月まで 2大政党の共和党民主党の各州での代表を争う予備選挙が行われる
  • 2016年7月 各党の党員集会で各党の候補者が正式に決まる
  • 2016年11月8日 本選挙

2016年3月現在、毎週のようにどこかの週の予備選挙の結果が報道されていますが、これはあくまでも共和党民主党の各州での候補者に関してです。また、ここで投票しているのは各党の党員なので、どこかの党に属していない人には関係ない物となります。

日本を含めて、2大政党以外の事はほとんど一切報道されていませんし、どこかの州で誰かが勝利したとしても最終的な本選でどうなるのかはまだわかりません。

共和党民主党以外では、例えばLibertarian Party(自由党)という政党があり、セキュリティ企業のMcAfee創業者のJohn McAfeeはこちらで争っています。

www.whoismcafee.com

今のところ民主党ヒラリー・クリントン共和党ドナルド・トランプが有力ですが、2番手の民主党バーニー・サンダース共和党テッド・クルーズも有力です。

民主党は候補者が現時点で2名しかいませんが、共和党は合計で4名います。

共和党はこれから2名ほどが脱落していくと思われますが、その後どうなるかは全く予想がつきません。

8年前の選挙戦では、民主党バラク・オバマヒラリー・クリントンが接戦で、スーパー代議員とかさらに選挙戦が複雑化していましたが、今回どうなるかは様々な情勢もあり全く見逃せません。

夏からは各党の大統領、副大統領候補が11月の本選に向けた選挙戦をアメリカ国内で展開します。現在の予備選挙もこの本選に勝てる候補者を選ぶ必要があります。

その辺も踏まえ、今後勝てる候補者に絞られていくことになるでしょう。