これからはノートパソコンの数が減ってクラムシェルではなく、キーボードが分離できるタブレット型が普及すると勝手に予想しています。
つまり、マイクロソフトのSurfaceのようなキーボードがカバーを兼ねていたり、液晶部分だけで完結する製品が主流になるのではないかと。
Surfaceもいいのですが、他社の製品でもよさげなのがいくつも登場しています。
HP Elite x2
こちらはWiGigに対応しているので、自宅や会社等では無線でディスプレイや各種周辺機器に接続できます。唯一必要なのは電源用のコードくらいで、電源さえ繋げばすべての周辺機器を接続できます。
画面の解像度が1920×1280なのが個人的にはイマイチですが、ハイエンドモデルでCore m7、ストレージ256GBモデルがあり、生体認証として指紋認証もあるのでとりあえず及第点でしょうか。
SIMフリーではありませんがLTEモデルの提供も始まりました。
Elite x2 1012 G1 製品詳細・スペック - ノートパソコン・PC通販 | 日本HP
DELL XPS 12
4Kディスプレイ搭載モデルはそれほど多くありませんが、このクラスでも唯一と言っていい4K対応モデルです。
HP Elite x2と同様にUSB Type-Cには対応していますが、WiGigには対応していません。その代わりThunderbolt 3に対応しているので、ケーブル1本での各種周辺機器との接続には対応可能です。
不満がある機能としては生体認証は無し、日本で標準のキーボード自体の重量がそこそこ重いといった点でしょうか。
キーボード自体はUS配列が選べるのでその点はいいのですが。
Lenovo ThinkPad X1 Tablet
液晶の解像度は2160x1440で、現時点で低くもなく高くもなく、ちょっとだけ高解像度のような感じでしょうか。
今回紹介した中で最もカスタマイズの自由度が高いのが特徴です。
特にストレージは512GBまで選択できるので、いろいろなアプリやデータを入れる自由度が高くなるのがいいですね。
オプションでさまざまな周辺機器を接続できますが、このあたりの使い勝手については実機を見るとどうなのかなと思う部分もありますが、もしかしたら便利なのかもしれません。
TOSHIBA dynapad N72
パフォーマンスはCore mを搭載した他機種よりも落ちますが、紙のように使えるアプリとペンの組み合わせは新しい使い方が出来るので魅力です。
ハードウェア的な魅力としては圧倒的な軽さでしょう。
重量は579gで、他機種よりも2から3割くらい軽く、持ち運ぶ事を考えるとこの軽さは見逃せません。
結局どれがいいのか
いろいろ見過ぎていることもあって、どれがいいのか分からなくなってしまいました。
やりたいことはOSとしてWindowsが動作して、Windows対応の各種アプリを持ち運び時には基本的に画面タッチやペンだけで操作。
自宅に戻ったときはディプレイやキーボード等に接続して使用します。
このため、ある程度のパフォーマンスとストレージ容量が必要で、周辺機器との接続がWiGigやThuberbolt 3のように簡単にできることは、機能上必須と考えています。
さらに、Windows Helloなんかの生体認証による簡単なログインが出来た方がいいですし、USB Type-Cでの充電が出来る方が便利です。
残念ながらWindowsではタッチだけで全ての操作は難しいので、高精度なペン入力も必須です。
この辺の全てを完全に満足できる物は実質なくて、何かをあきらめるというのが現実的なところとなります。
個人的な用途では何らかの機能が足りないなら、今買わなくても1年くらい待ってから買うという手もありますね。それまではクラムシェルか、機能が足りなくてもあきらめて何かを選ぶということになるのでしょうか。
なかなか難しいです。