ITライター上倉賢のAll About

IT系ライターによる日常

マイクロソフトのLinkedIn買収はビジネス向けサービス強化の一環か

マイクロソフトがLinkdeInの買収を2016年6月13日(日本時間)に発表しました。

買収金額は262億ドル。日本円だと2.8兆円程度でしょうか。

1株あたり196ドルで買収するとのことで、1株130ドル程度だった株が、翌日には株式市場で192ドルになっています。

LinkedInのユーザー数は約4億人。月間アクティブユーザー数1億人です。

LinkedIn Announces First Quarter 2016 Results

この金額は適切なのかはよくわかりませんが、スゴイ金額ですね。

こだれけかけて何をやりたいかは、ビジネス向けサービス強化でしかないでしょう。

www.youtube.com

マイクロソフトは、ビジネスの現場で事実上標準的に使われているWindowsとOfficeを持っているわけですが、LinkedIn買収で周辺環境をさらに強化するのでしょう。

現在、今後伸びる物としてビジネス関連のクラウド系サービスがあります。マイクロソフトだとOffice 365はもちろん、Azureもあります。こちらはやり方次第ですがうまくいくでしょう。

これ以外では、コミュニケーション関連に成長の余地があります。

例えばビジネス向けSNSと言われているYammerは、社内専用のSNSを作れるサービスです。

SNSを使う事でコミュニケーションが良くなることはFacebookTwitter等を利用している方にはよくわかっていると思いますが、基本的に個人向けのサービスで情報管理の問題があります。

マイクロソフトが提供しているYammerは、ビジネス向けで企業が社内向けに提供するサービスなので、そのあたりの問題はありません。

ただ、知名度含めてあまり利用されていないのでは無いでしょうか。

これにLinkdedInを加え、ビジネス系コミュニケーションを強化するのでしょう。

現在、社内を超えたプロフェッショナル向けのネットワークはLinkedInしか提供していないわけです。社内向けのツールだけではなく、周辺環境もサービスして、強化することになるのでしょう。

ネットの世界は展開がはやすぎてよくわかりません。

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