ガンダムは日本のロボットアニメの金字塔と言えます。
従来のロボットアニメは、正義のヒーローが巨大ロボットで悪を倒すみたいな物がほとんどでした。このような巨大ロボットのアニメは「スーパーロボット系」に分類されます。
スーパーロボット系からリアルロボット系へ
巨大ロボットアニメ自体の元祖は、マンガとして1955年に発表された「鉄人28号」をアニメ化した1963年の「鉄人28号」と言えるでしょう。
その後、主人公がロボットに乗り込んで操縦する元祖の「マジンガーZ」から、ロボットアニメが本格化します。
合体変形ロボの元祖と言える「ゲッターロボ」、ストーリーを重視する「コンバトラーV」が登場しました。
その後、世界観などの設定をより現実的にした「リアルロボット系」の元祖と言える「ガンダム」が登場しました。これが1979年となります。
それからしばらくすると、ロボットアニメはほぼ「リアルロボット系」になってしまいました。ガンダムが日本のアニメ界に与えた影響は、かなり大きかったと言えます。
ガンダムの世界観
そのガンダムのアニメシリーズは現在も続いていて、始めて見る場合にどれから見たらいいかわからないという方が多いようです。
ガンダムの物語は、宇宙に移民してから80年ほど経ち、地球から独立したい宇宙移民と地球連邦との戦争の歴史から始まったと言えます。
さらに、レーダーや無線による長距離通信が効かなくなってしまったという設定も入ります。このため、長距離ミサイルのような物が一切戦争に利用出来なくなったため、ロボットが接近戦用の兵器として活躍しているという状況です。
この基本要素は、宇宙世紀物と言われる初代ガンダムから直接つながるシリーズを見ることで理解出来ます。
が、テレビシリーズ、劇場版として存在している主な宇宙世紀物です。
これ以外にも現在も継続している関連作品はありますが、このあたりのシリーズをみてからの方が楽しめると思います。
これ以外のテレビシリーズの多くは、この宇宙世紀物ガンダムから派生した、ガンダムの名前を使ったオリジナルシリーズと言えます。
このため、最近のガンダムアニメだと
などは、ガンダムの世界観を知るために見るには適していないと言えます。
もちろん1つのアニメとして楽しむなら問題ないでしょう。
ガンダムの世界観を知るための作品7点
とは言っても、アニメシリーズを全部見なければガンダムの世界観が分からないようでは、初心者には厳しい物があります。
このため比較的短時間で理解するための、劇場版を何作品かガンダム初心者にお勧めしたいと思います。
機動戦士ガンダム劇場版3部作
ガンダムの世界を知るために、この初代ガンダム(ファーストガンダム)は欠かせません。何はともあれ、この3作品はご覧ください。
特に宇宙世紀関連の関連作品のほとんどは、この初代ガンダムの要素を元に制作されているので、関連作品をより深く理解するためにも視聴は必須と言えます。
テレビシリーズでもいいのですが、43話あるのですべて視聴するには17時間ほどかかります。劇場版を見た上で、興味があればテレビシリーズをみるのが良いと思います。
劇場版のパッケージメディアでは、新録音の特別版と、オリジナル版の2種類あります。新規に視聴するなら特別版の方が現代的かも知れません。
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この3作品を見た上で興味があれば他のシリーズや、関連作品を視聴するのがいいでしょう。
機動戦士Zガンダム劇場版
テレビシリーズから20年を経て新解釈を入れて制作された、劇場オリジナル版とも言える物です。
テレビシリーズとかなり異なる部分も多いですが、その後に続く話を理解するためには視聴しておいた方がいいでしょう。
機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
初代ガンダムはアムロとシャアの話とも言えますが、その決着がつくのがこの劇場版です。
Zガンダムを視聴しておくと楽しめますが、初代ガンダムから直接こちらを視聴してもいいでしょう。