有機ELパネルを搭載したノートパソコンや2-in-1デバイスが登場しようとしています。
レノボが夏に発売するThinkPad X1 YogaのOLED版(有機EL版)は液晶版と比べると、発色やコントラストが全く異なることがわかります。
写真や動画、デザインといった色にこだわる事をしているなら、高コストであったとしても有機ELパネル搭載機種は選択すべきモデルになりそうです。
しかし、有機ELはパソコンでようやく採用され始めたと言うことで、従来の液晶とは異なる技術が必要になってくるようです。
ここでは、レノボがThinkPad X1 Yogaの有機ELモデルで採用した技術を紹介します。
有機ELは液晶よりも消費電力が高いことから、専用の消費電力低減技術。
高コントラストのため、オフィスソフトでの逆に見づらくなることの対策。
有機ELは一般に液晶よりも消費電力が高いため、独自の消費電力対策技術と、高コントラストで白がまぶしくなることから、文章作成時の白い背景の輝度をあえて落とすことで画面を見やすくする技術を採用しています。
焼き付き対策。
有機ELは応答速度が速いといった特徴もありますが、それまで表示していた色が焼き付きとして残ってしまいます。このため、表示履歴から焼き付きを補正して表示するような技術も採用されています。
レノボではThinkPad X1 Yogaでこれらの対策をしており、消費電力に関しても液晶モデルと遜色ない物になっているようです。
今後、各社から有機ELパネル搭載製品が登場してくると思われますが、このような対策がされているかは確認しておいた方が良さそうです。