送信した画像や動画、メッセージがスグ消えるSnapchat(スナップチャット)というメッセージアプリが欧米で大人気です。
直近の1日の利用者数(DAU)で、Twitterを抜いたというニュースがあるくらい勢いがあるサービスです。
スグ消えるSnapchatとは何か
一般的なサービスでメッセージを送信したら送信元、受信元が削除操作をしない限りメッセージが消えることがありません。しかし、Snapchatの場合は、1回見たら終わりで送信元も受信元も履歴にも残りません。送信したら消えて、受信者も見たらすぐに勝手に消えてしまいます。
Snapchatの場合は静止画か動画にイラストを加えたりして、友達にメッセージを送信できます。もちろん、単純に文字だけのメッセージを送ることも出来ます。
送信者は相手がメッセージを開いたかどうかはわかりますが、メッセージ自体は1回見たら消えてしまうというのがポイントです。
送信者側は、最近追加されたMy Memoriesに入れない限り、送信者も記録に残りません。
受信した側は、1回見てスグ反応しなかったら、そのメッセージは二度と見れません。
このため、見たときに反応しなかったら、そのメッセージに対して返事は出来なくなります。
返事されなかったら終わりなので、既読スルーだ何だので、もめることは無くなるでしょう。それでも日本では意味不明なローカルルールを作りそうですが。
Snapchatは気軽にメッセージをやりとりするのに最適なサービスです。
顔のエフェクトだけでは無い
Snapchatは顔にエフェクトをかけて、面白画像を作れることがポイントとしている説明もあります。この機能は、ある程度利用されてはいますが、アメリカのSnapchatにはまっている若者でも利用度合いは全体の1/10以下です。(筆者のアメリカのSnapchat友達調べ)
基本はエフェクトも何も無い画像か、それにつける簡単なメッセージやイラストとなります。
エフェクトで楽しいのが、その場所独自のスタンプのような物が用意されているという点でしょう。
例えば日本なら、横浜や東京など独自のスタンプがいくつかあります。これはここ半年ほどでようやく増えてきましたが、海外ではもっと細かな単位で用意されています。
Story関連が楽しい
個人に送るメッセージもその場限りのスグ消えるメッセージで楽しいのですが、Storyが楽しいです。
Storyは画像を主体にしたミニブログの様な物で、例えば旅に行ったら出発、途中、観光、食事、帰宅までを画像としてここに送信すると、その模様が1日のストーリーとして画像で記録できるものです。
これだけは送信してから友達が24時間いつでも視聴できるので、仲間内だけの画像ミニブログ(ただし24時間限定)が簡単に作れるわけです。
多くのStoryは何気ない日常ですが、なんとなくその人が何をやっているのか気軽にわかる機能となっています。
Storyを使ったメディア展開
このStoryは大きなスポーツイベント、どこかの地域のお祭りなんかがあれば、公式な物も配信されています。これはLive Storyなどとも言われます。
最近ならウィンブルドンのStoryがありました。
試合の模様はもちろん、選手の裏側から、客席から見た画像、周辺の観光情報なんかがありました。短時間でその情報を得たい若者にはすごく便利なメディアとなっています。
また、メディアによるSnapchatに合わせたコンテンツのDiscoverもあり、画像と文字を組み合わせてSnapchat用にコンテンツを提供されています。
つまり、Snapchatだけで友達との情報交換、一般的な社会的関心事がわかるようになっているのです。
Snapcode
ちなみに、このブログの筆者のアイコンと、この記事の冒頭の黄色時にお化けみたいなアイコンはSnapcodeです。SnapcodeはSnapchatに友達登録する際のQRコードみたいな物です。
Snapchatのアプリ内でこの画像を読み取ることで、友人を追加できます。
Snapchatはメッセージアプリなので、友達と遊んでこそその良さがわかります。
SnapcodeはSnapchatを起動して上にあるお化けアイコンをタップすれば表示されます。