ポケモンGoが日本で配信され、毎日ニュースで宣伝してもらうなど、広告効果も抜群なこともあり、大人気となっています。
今のところ、立ち入り禁止区域に入ったとか、運転しながらの使用とか、歩きスマホだとかどうでもいいことでしか問題になっていないようです。
また、ネット上ではGoogleが悪の枢軸と思っているので、ポケモンGoにGoogleアカウントを使うと情報がダダ漏れになる思い込んでいる人もいるようです。この手の人によるGoogleアカウントを使うと危ないから新規に作成する(結局使うのか)とか、ポケモンのアカウントなら安全といった、意味不明なネットセキュリティ意識啓発運動もあるようです。
その手のどうでもいいこと以外にも、ポケモンGoでは遊べば遊ぶほど危険が待ち受けてます。
ポケモンGoがベースとしているIngressでのリアルキャプチャー
ポケモンGoはIngressというゲームが下敷きになっています。このIngressでゲームで遊ぶ人に、リアルワールドで捕まえる(声かける)ことをリアルキャプチャーと言います。
特定の場所でスマートフォンを熱心に使っていれば、Ingressで遊んでいる人だろう事は推測できます。
ゲーム内の名前で「○○さんですか」みたいな感じで声をかけて、ゲームに関して談笑したりするわけです。
これだけならいいのですが、自分が死守している場所を毎回攻撃されたりするとだんだんむかついてくることもあります。
そんな時は思わずおかしな行動をしてしまいかねませんが、Ingressの場合にはまともな大人がゲームを遊んでいたのでほとんど問題にはなっていませんでした。
リアルワールドゲームに不慣れな人によるポケモンGoはどうか
しかし、ポケモンGoはどうでしょうか。広告効果によって、中学生から大人まで千差万別のユーザーが一気にこのリアルワールドゲームに参入してしまいました。
このゲームには、ジムバトルという要素があり、多くの人がポケモンバトルを楽しんでます。
ジムを守るとコインがもらえるので、ジムをどうしても死守したい人もいるでしょう。しかし、毎日のように攻撃しに来るユーザーも出てくるでしょう。数回ならまだしも、何度も繰り返されると、頭にきて、そのユーザーを特定するためにそのジム周辺で待ち伏せするようなことがあるでしょう。
Ingressのようにリアルキャプチャーした場合は大人の対応ですみましたが、年齢も世代もバラバラなポケモンGoでどうなるかは全くの未知数です。
中には、その場で対応しなくて、家までついていき、犯罪行為をしでかす人も出てくると思います。
ネット上の情報以上に危険
冒頭でGoogleが悪の枢軸だと思っている人による、全く根拠の無いポケモンGoからのネット上の情報流出を勝手に妄想して、おびえている動きがある事を書きました。
この手の心配は全くの杞憂です。
ゲーム内ではGoogle関連情報は全く表示されないので、ネット上のゲーム内での情報では何の問題もありません。
しかし、リアルワールドで遊ぶゲームなので、ゲーム内の行動と、実際の行動が結びついたときにはどんな未知の犯罪につながるのかは予想もつきません。
ゲーム内の情報以上にゲームを遊ぶ上での行動に注意する必要があるでしょう。
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