ITライター上倉賢のAll About

IT系ライターによる日常

アメリカのホテルに置いてあるような目覚ましラジオを買う

アメリカのホテルでは、ベッド脇に目覚まし時計兼ラジオが置いてあるのが定番です。

単機能の目覚まし時計もありますが、日本ではほとんど見かけないラジオ機能付きがメジャーのようです。英語だとClock Radioというジャンルの製品のようです。

唯一日本でも手に入れやすい製品がソニーから提供されています。ICF-C1という製品です。

日本では4,000円程度ですが、アメリカだと低機能機種になり、2,000円台で販売されています。

このクロックラジオをアメリカに行くたびに買おうと思っていました。先日行った際に、ホテルに置いてあった製品のACアダプタが、100Vに対応していた事を確認出来たので買うことにしました。 

クロックラジオの現状

f:id:AllAboutKamikura:20161007120126j:plain

とりあえずFry'sに行った際に置いてあったRCA等の製品は、自分好みではなかったのでBestBuyに行ってみました。

どちらの店舗も以前に比べて大幅に品数が減っているようです。減った結果、純粋なBluetoothスピーカーに需要が流れ、目覚まし機能はスマートフォンという方向にあるようです。

そのClock Radioは3.5mmのオーディオ入力に加えて、Bluetooth機能と、USB充電機能を備えるようになっています。

これでベッド脇の時計兼ラジオ製品としては当分生きながらえることになります。そのうちSpotifyとかにも対応しなければならなくなるでしょうけど。

日本で使えそうな製品を選ぶ

日本で使えないリスク、持ち帰るサイズの小ささで、なるべく小さく安い物でと、BestBuyで最も安い20ドル程度のInsigniaのNS-CLOPP2をチェックしてみました。

すると、ACアダプタが120Vしか対応していませんでした。

他にはElectrohome社、iHome社、Naxa社の製品なんかも流通しているようですが、たまたま訪れたBestBuyで他に展示したのはiHome社の製品のみです。

iHome社の製品は100Vから240Vまで対応していたので、とりあえずここからしか選べません。Fry'sに戻ってRCAの製品をより詳細に比べてもいいのですが、面倒なのでここで買うことにします。

iHome iBT230を買ってみる

f:id:AllAboutKamikura:20161007123223j:plain

店に並んでいた品数は少なかったのですが、その中で自分の好みに合ったiHome社のiBT230を選んでみました。50ドル台(5,000円台)です。

日本だと、この手の白物家電やオーディオ系商品は国内有名メーカーがほとんどですが、前述したようにソニーくらいしか日本でも著名な会社は製品を出していません。

すでに、大企業がやるようなカテゴリでは無くなっていると言うことなのでしょうか。日本では一部総合電機企業が家電部門を切り離したりしていますが、その内情はともかく、世界的な流れからすると当然のことのようにも思えます。

iHome BT230の機能

今回選んだBT230は、この値段でBluetooth機能もついています。

USB充電機能もあり、スマートフォンの充電も出来ますし、3.5mmジャックの入力機能もあります。

Bluetoothスピーカーとしては価格なりの品質ですが、日本人として注目なのはラジオ機能です。

AMラジオ機能は無いのですが、FMラジオ機能はアメリカ向けの製品とは思えないほど無駄に充実しています。

ラジオは国や地域によって、使用している周波数が異なります。

この製品はアメリカ、日本、ヨーロッパなどの地域毎に周波数帯を設定出来るようになっています。つまり、ACアダプタの対応もあり、世界各国のユーザーが利用出来るようになっていると言うことです。

残念ながら日本のワイドFM自体には対応していませんが、アメリカの周波数に設定しておけばワイドFMの周波数を受信することはできます。

まとめ

この価格帯で見た目よさそうな製品はいくつかあります。

純粋なアラーム機能としては、この製品は曜日毎の設定も出来ません。ラジオ機能もAMに対応していません。機能自体はたいしたことありませんが、とりあえず使えるクロックラジオとしては十分と言えます。

Bluetooth、USB充電機能はあるので、今風の需要には答えています。

少なくとも時計と目覚まし機能の需要が失われることは無いと思うので、今後もトレンドを押さえつつ地味に進化していきそうな製品ジャンルで、海外での進化が楽しみです。

なぜ日本でこの手の製品がほとんど使われていないのか謎です。

ちなみに、現地でこの手の製品を購入した際は、箱の中に付属品がすべて入っているか、壊れていないかを確認すべきです。筆者の場合は少なくない確率で、どれかがかけていたりすることがあり、現地でそれが分かった時点で返品しています。

もしも、日本に帰ってから箱を開けたら壊れてたとか、付属品が足りなかったになってもまた行かないと返品できませんので。