シェアリングエコノミーは本格化しつつあり、自動運転もそろそろ普及しようとしています。
本格的にこの両方が普及した場合、車の所有という形が従来とは変わっていく事になるでしょう。
自動運転とシェアリングエコノミー時代へ
現在の車所有者は自分や家族の移動用に車を購入します。それ以外の用途では使いません。従来、車を購入した場合、購入やその後の維持費はすべて自分で負担しなければなりません。
つまり、移動で自分の車を使えたとしても、費用はすべて自分が負担することになります。
シェアリングエコノミーが普及したアメリカの場合、Uberのようなライドシェアサービスを使って、ドライバーの仕事で副収入を得ることが出来ます。
すでにこれに似たサービスとしてGetaroundがあります。これは車を使っていない間に誰かに貸し出すサービスです。
自動運転時代になると、車の所有者は、この車の貸し出しのGetaroundと、Uberのようなライドシェアが組み合わさったサービスを使うことになるでしょう。
車所有者が車で儲けられるように
自動運転の時代になると、呼び出せばすぐ車が来る事になります。そうなると、家に車を置いておく必要がなくなります。つまり、車を買わなくても良くなります。
これは自動運転車が十分に普及した時代の話です。
当初、自動運転車は数が限られるので、通常よりも高価な自動運転車を購入できる方は一部に限られるでしょうし、すべての車が自動運転車になるわけではないでしょう。
自分が乗る専用に自動運転車を使う方もいるでしょうが、シェアリングエコノミーを活用する例も出てくると思われます。
つまり、自分が乗らない間は、UberやGetaroundのような形で、誰かに有料で乗せてあげればいいわけです。
通勤で車を使う際も、Waze Carpoolのような形で誰かを相乗りさせられます。
勤務中に使わない間は誰かに有料で利用してもらう。
家に帰って、次に使うまでの間は誰かに利用してもらう様にして、自分の車が勝手に稼いでくれればいいだけです。
自動運転なので、客は座っているだけです。車が極端に汚れたり、どこかにぶつけられたりするリスクはかなり少ないでしょう。
自分が使う時間は必ず自分の近くに戻ってくるように設定したり、その前後は使わせない設定にするようなことも出来るようになるでしょう。
自動運転車に投資して儲ける時代へ
従来は購入した車は自分が使うしか無かったわけですが、シェアリングエコノミーなら誰かに使ってもらい車から収入を得られるようになります。
自分が使うときは自由に使える自動運転車で、自分が使わないときは勝手に稼いでくれるようになるわけです。
自動運転車が500万円だとして、5年で元をとるには1年間100万円。1日3000円程度勝手に稼いでくれればいいだけです。
燃料代、メンテナンスその他のコストはかかりますが、多分すぐに投資を回収するのではないでしょうか。
そんなことにつながっていくシェアリングエコノミーが普及した、アメリカの2016年の現状をまとめた本を書きました。
Kindle Unlimitedの方は無料で読めますので、自動運転までは行かなくても、アメリカの進んだ現状を知りたい方はご覧ください。