ITライター上倉賢のAll About

IT系ライターによる日常

HEMSは意味不明だがインテルも参入するオープンなIoTなら未来はあるかな

2010年代からスマートグリッドだ、HEMSだ、ECHONET Liteだとか、スマートホーム実現のための何かを普及しようと、業界団体がいろいろやっているけど、結局何をどうしたら、家の中の白物家電やら何やらがスマート化するのかは一般人にはよくわからない。

HEMSとかECHONET Liteはこれからどうなるのかな

例えば自宅をHEMS化しようと思って調べて分かるのは、家を新築する際に、対応する家電その他に全部入れ替えれば、そんな家も実現可能らしいと言うこと。

つまり、新築もしくは全面リフォームのタイミングで対応の工事をした上で、対応の家電製品に総入れ替えというようなことをしてはじめて実現する。

もしくは、順次対応品に入れ替えるようにしてもいいけど、普通はこんなことやらないでしょ。

電気メーターなんか一生変えないし、エアコンやら冷蔵庫は壊れたときに買い換えるだけ。エアコンはともかく、冷蔵庫は生活スタイルが変わることもなければ引っ越し先に持って行く。

オープンなIoTで家をスマート化

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インテルが実証実験を始める宅内IoTプラットフォームは、とりあえずは宅内にセンサーと、ゲートウェイを提供するとのこと。

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センサーで集めた情報をゲートウェイ経由で、クラウドにデータを集め、そのデータから様々なサービスを使えるようにするという物。

いきなり誰も使えない大風呂敷を広げるのではなく、オープンな環境に向けて簡単な物を参入していくという形。

センサーが集めるのは、部屋の温度や湿度、人感センサーで人がいるかどうかその他。

そのセンサーが集めたデータはインテルプラットフォームのサーバーが管理する。

そのサーバーにあるデータからいろいろなことに活用しようというわけ。

インテルがどうするかはともかく、ホームIoTとしては、この辺の基本的な所をじっくりと取り組んでいくというのは現実的に見える。  

2時間でわかる図解Iotビジネス入門

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