ITライター上倉賢のAll About

IT系ライターによる日常

レディープレーヤー1をIMAXで鑑賞してVRヘッドセットの将来性を感じた話

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レディープレーヤー1をIMAXで鑑賞した。

3D映画はアバター(2009年)で本格化し、その後もIMAX 3Dを含めで様々な3D映画を鑑賞したが、今回鑑賞したレディープレーヤー1はアバターから9年後の3D最新作と言うこともあり、過去最高の3D品質に感じた。

そんなレディープレーヤー1は映画内でVRヘッドセットを活用する内容だが、最近購入して使っているLenovo Mirage Soloとの比較にもちょうど良かった。

Lenovo Mirage SoloでYouTube内のVR映像、各種アプリなどを楽しんでいるとその臨場感などに感動できるが、IMAXの映画をみるとその違いが顕著にわかる。

簡単に言えば、家のテレビで映画を見るとの映画館での視聴体験が全く違うように、これがより強化されればVRの将来もすごくなりと強く感じられる。

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現在のVRヘッドセットに足りないこと

現行のVRヘッドセットで圧倒的に足りないのは散々言われているが全体的な画像の品質。解像度はもちろんだが、色や輝度に関しては映画館でのIMAXと比較するのも何だが全く足りない。

視野角に関しては、IMAXの映画を見る限り、ある程度の範囲内だけでも良いような気もするが、最終的には全ての範囲が画面になるのが理想。

しかし、色や輝度などはIMAXを筆頭に映画館の現在の最高峰と現行のVRヘッドセットは段違い。特にこの差を感じるのが映画などの高画質なコンテンツを利用する場合。

ディスプレイメーカーもVRヘッドセット用のディスプレイに関しては解像度含めた開発を強化しているようだ。ディスプレイの性能が向上すれば、Oculus GoやMirage Soloのようなスタンドアロンで使用するVRヘッドセットでは負担が高くなるが、登場が数年後なら全体的な性能も向上しているはずで特に問題ないだろう。

品質が高いVRヘッドセットはまずはPCなどと有線で接続する物から提供されるのは従来と同様かも知れないが、自由度が低すぎるし、導入のハードルが高いので特定用途でしか受け入れられそうにない。

PCと直接接続するタイプの物でも、有線ケーブルを無くす物も将来は出てくるだろうが、なによりも画質の向上が第一だ。

この画質問題に関しては従来のテレビなどとも比較しても、一般ユーザーでも違いがよくわかってしまう。特に没入感が重要になるVRヘッドセットを本格普及させるには画質問題は非常に重要になりそうだ。

コントローラーも何とかすべき項目の1つ。手の動きをLeap Motionのような技術で検知する。ゲームならゲーム用のコントローラーも用意するなど。 

将来のVRヘッドセットとアプリが楽しみ

まとめるとこの辺が足りない。

  • 色などの画面の品質がまだ足りない
  • 無線の自由度は最高
  • コントローラー
  • そして

PCと有線で接続するOculus Riftは2016年春にリリース。スタンドアロ=ンのVRヘッドセットOculus Goは2018年春リリース。たったの2年でここまで進化し、Oculusに限って言えば様々なアプリもかなりそろっている。

Oculus Goのように比較的低価格でスタンドアローンVRヘッドセットが手に入るようになったので、今後のアプリの増加は確実だろう。

GoogleのDaydreamは少々高いが、低価格な物ならスマートフォンを使う物を代用することも可能なので、こちらも将来のアプリ増加は確実だろう。

本当に活用出来るアプリがある程度そろってきた頃には、様々な課題を解決した次世代機が投入されているだろうが、その時にどこまで品質向上しているのか。

特に書かなかったが、音の部分も重要で、それらを含めた全体的な品質が向上した将来のVRヘッドセット周りの環境がどうなっているか今から楽しみだ。

余談だが、私が購入したLenovoMirage Soloは左目側にドット欠けなのか内部にゴミがついているのか大きな黒い何かがはっきりと見えている。

さらに、コントローラーの電池はすぐになくなり。半日おいておくだけでバッテリーは保母からになる状態。

何かがおかしい。