先日、日本マイクロソフトが2019年8月に基本的に金曜日を休みにして週休3日にすると発表しました。
これは夏の暑い時期に毎週休みを1日増やすためだけではなく、社員の生産性と創造性を向上するための取り組みの一環で「ワークライフチョイス チャレンジ2019夏」というプロジェクトです。
このプロジェクトは実際に最新のモダンPCや、Microsoft Teamsなどを活用し、オンライン会議、チャット、遠隔地との共同作業が出来る環境を活用し、生産性を向上させながら、地域貢献活動、自己啓発のための資金援助等などを通して創造性も向上してもらおうというような取り組みの一環で、その中に週休3日が含まれる物です。
このような取り組みは単に、自社の製品の宣伝のためでもなく、日本マイクロソフトは2007年からこのような先進的な取り組みを実践しながら、毎年2桁成長を続けていました。今後もこれを続けるために、このような新しい取り組みを継続して取り組み、社員の生産性や創造性の向上が欠かせないと考えているためです。
今回のプロジェクトでは週休3日になっても業務目標は下げられていないので、実際に業務の効率化が必要となります。
今回のプロジェクトによって、メールに費やす時間や、長時間の会議が減るなどしながら労働生産性は昨年比で約40%向上するなどしましたが、グローバルのマイクロソフトと比較するとまだまだの部分も多いようです。
労働生産性も向上しているし、アンケート結果でもほとんどが肯定的な意見だったそうですが、顧客と直接のやりとりがある部門等での不満もあったそうです。
全体的には良い結果だったことから、今後はこのような新しい取り組みを他社へノウハウを提供するそうです。
さらに、この冬も「ワークライフチョイス チャレンジ 2019 冬」という取り組みを行うことを発表しています。今回は週休3日ではない別の取り組みになるようです。
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