ITライター上倉賢のAll About

IT系ライターによる日常

Wacom One液晶ペンタブレット13 エントリー向け液晶ペンタブレット

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ワコムペンタブレットは画面付きの「液晶ペンタブレット」と、画面のないペンタブレット(板タブレット等とも呼ばれている)があります。

ペンタブレットWacom Intuosはサイズによりますが1から3万円程度。一般ユーザー向けの液晶ペンタブレットWacom Cintiqは7万円から12万円程度。プロ向けのWacom Cintiq Proなどはもっと高価な物もあります。

現在、iPadのようなタブレットや、2-in-1パソコンでペン入力が出来るようになっており、わざわざワコム含めて、液晶ペンタブレットを買うかどうかはこのくらいの値段だと微妙です。

そんな中に登場したのが、エントリー向けの液晶ペンタブレット「Wacom One液晶ペンタブレット13」です。ワコムストア価格で42,900円(税込)。

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Wacom OneはWindowsMacに加えてAndroidにも対応します。現在持っている環境に液晶モニターを買うような値段のこのタブレットを加えるだけで、大画面でのペンが出来るようになるという具合です。

ペンは他のワコムタブレットとの互換性はありません。しかし、ワコムがペン技術を提供しているSamsungのGalaxyシリーズと同じEMR方式なので、他社が販売している同じ方式のペンも利用可能です。

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Wacom Oneとパソコンを接続するには、Wacom OneにはType-C風のケーブル1本ですが、そこから分岐するHDMI、USBでパソコンに接続し、さらに電源を接続します。

重さは1.0kg程度なのでやろうと思えば持ち運ぶ事も可能です。

現在様々なタブレットペンタブレットなどが発売されていますが、書いた物が思ったようにかける事が重要です。ペンの先と表示される画像の差、自分が思ったところに実際にかけるのかなど、Wacome Oneは低価格ながら十分な品質となっています。

もちろんプロ向け製品まではいきませんが、製品自体の品質はエントリー向けとしてはほとんど問題ないレベルになっていそうです。

パソコンとの接続にケーブルが何本も必要なところが気になりますが、とりあえず液晶タブレットを使ってみたい方には良い選択肢になりそうです。