2019年にいくつかの国でリアルキャッシュレスを体験してきた。
先進国でのキャッシュレスは基本的に全世界で利用出来るクレジットカードやデビットカードが基本。実際にクレジットカードや対応のデビットカードが利用出来るなら、非接触決裁が出来るので、スマートフォンでのApple PayやらGoogle Payを利用するのが究極的に便利。
中国のQRコード決済など、その国でしか利用出来ない決裁は、AlipayのTour Passのような外国人にも簡単に利用出来る仕組みが必要。
このあたりのバランスをとりつつ、日本ならではのキャッシュレスがどうなっていくのか。
2020年からの日本のキャッシュレス決済はどうなるのか
日本の場合、近年でクレジットカードが利用出来る店舗は特に増えてはない。既に対応している店舗で、ICカードや非接触決済出来るようになるのかが気になるところ。
対応できるようになってはいても、ラグビーワールドカップの時のような問題も起こりえる。
非接触決裁に対応しているのに、店員が決裁方法を理解していないと、非接触決裁のやり方を知らず、ICカードを差し込んでPINを入力するような、古い決裁手段を使わせることもあり得る。
導入とともに、店舗での店員の教育は必須だ。
利用出来る規格ではQUICPay、iDという日本独自仕様はともかく、店舗でのVISA payWave、Mastercard Contactless、 American Express contactless対応状況がどう広まるかに注目。
対応する店舗では、対応規格の表示が多すぎて、何が使えるのか逆によくわからなくなってはいないだろうか。特に外国人に対して不親切ではなかろうか。
今のところスマートフォンでの決裁ではAppleのiPhoneの使い勝手が良いが、日本ではVISA payWaveに対応していないのが残念なところ。この対応がいつになるかに注目。
PayPayなどのQRコード決済に関しては、どのくらい活用されているのかよくわからないが、クレジットカード決裁などを入れたくないような所で活用されるのだろうか。
今後の注目ポイント