2020年になって発表された5G対応スマートフォンで特徴的なカメラ機能は、8K動画の撮影対応です。
シャープのAQUOS R5Gもその1つで、8K動画のビットレートはHEVCで70Mbps程度(正確には73Mbpsだったかなんか)のようだ。
現行のHEVCの4K動画が1分で200MBだった場合、単純計算4倍で、800MBになって、1分強の動画を撮影したら1GBという世界だ。
ASUOD R5Gの場合、8K撮影はワイドカメラで対応するので、ワイドで撮影した後に、「8Kフォーカス再生」などの機能で、人物だけを自動アップにするような機能を使い、8Kに対応してない環境でも8Kの恩恵を受けられるような仕組みも使えるようになっている。
シャープによると、このような機能を活用して8K動画からフルHD動画を出力して、共有出来るようにするようだ。
当面8Kモニターは一部の環境でしか普及しないので、単に8Kで撮影し、それをそのまま再生出来るようにしても恩恵を受けられる人がほとんどいない。
そんな状況もあり、8Kで撮影した素材をうまく生かし、その後の加工も含めて撮影から加工、その後の共有などを楽しめる仕組みをいれるようだ。
オンラインで共有する事になる動画のサイズは問題なさそうだが、元動画のサイズ自体が大きくなりすぎるのが気になる。
AQUOS R5Gの場合、ストレージは256GBあり、仮に、200GBを写真や動画に使ったとしても、3時間分くらいの8K動画を入れたらそれだけで200GBに近くなってしまう。
もちろん、このデータをどうやってバックアップするのか、クラウドにどう転送するのかという問題も出てきそうだ。
5G環境やWi-Fiからアップロードすればいいのだろうが、クラウド側の容量はもちろん、通信容量も気になるところ。