ITライター上倉賢のAll About

IT系ライターによる日常

今後の働き方の正解はテレワーク(Work at Home)か出社かではない

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日本ほとんどの企業では2021年10月頃からテレワーク(Work at Home)をやめて、出社という流れになっている用です。

どこかで読んだIT系の大手企業が○○だからうちもテレワークを止めるとか、テレワークは□□だから止めるとか様々な理由がある用ですが、自社の勤務環境に関する明確な戦略が無い状態で、見よう見まねで一応やっていたテレワークを止めるという状況なのでしょう。

テレワークでも出来る業務なのに、テレワークを止めるという判断は間違っています。

今後の働き方はフレキシブルワークだが

テレワークが進んでいる企業、常に社員の働き方、そのパフォーマンスを検証している企業の多くは、以前からテレワークという制度は導入していました。設備、システム、社員の意識なども既に用意されており、2020年に慌てて導入したわけではないです。

2020年に慌てて対応したのは、テレワークの割合を100%にして出社を禁止するというような事だけになっています。

また、そのような企業の多くは、今回のほぼテレワークだけの状況も分析しており、今後どうしていくべきかを検討しています。ほとんどの会社は、テレワークと出社のハイブリッドなフレキシブルワークを選ぶようです。

中にはテレワークは少なめにするとこもあるでしょうし、テレワークを無制限に出来るようにする場合もあるようです。テレワークと出社の割合をある程度決めるところもあるようです。
テレワークだけを選ぶのはフルリモートで運営しているような会社だけになるでしょう。

フレキシブルワークを選ぶのは、出社することによる同僚との共同作業など、実際に会うことによるコミュニケーションも重要だからです。常にそれが必要な状況なら出社を強制すれば良いですが、そうではないのでテレワークで無駄な出勤を削減、集中して働いてもらえる環境も用意し、働く満足度も上げようというのが通常の流れです。

その場合でも、社内の環境はわざわざ出勤して働きたいくらい、充実した内容を用意しておく必要があります。

中途半端なテレワークの導入より先にやるべき事

ほとんどの企業は仕方なくテレワークを導入して、仕方ない状況も変わってきたのでテレワークを止める。のような、働き方に関する戦略が何もない状況で出社を強制するようになっているのでしょう。

社員に気持ちよく仕事をしてもらおう、労働環境の改善をしようと思っていない場合によくあるケースで、ほとんどの企業ではそうなんだと思います。

首都圏では電車による通勤がほとんどで、悪天候、自然災害含め、運休や遅れなどが日常的に発生しています。
車で通勤する場合も、道路事情等によっては通勤が難しくなる場合もあるでしょう。

当日の状況によっては、自分の判断でリモートでの勤務を選べるような柔軟な判断が出来る体制が必要です。

例えば、地震で電車が止まっていて、いつ動くのかわからないのに、駅で何時間も行列してでも出社させることは正しい判断なのでしょうか。

取引先等との打ち合わせでも、オンラインを活用すべきで、訪問を強要するような所との取引も今後は考えていくべきでしょう。

テレワークをする、しないの前に、社員の労働環境を改善して、優秀な人材に高いパフォーマンスを出してもらうための、労働環境の改善とは何かかから考えていくべきでしょう。

勤務体系の改善はもちろん、マネージメント体制の改善は真っ先にすべきでしょう。