NVIDIAのモバイル版GeForce GTX 10シリーズは性能が大幅向上

NVIDIAがモバイル向けのGeForce GTX 10シリーズを発表しました。

今回の新GPUの最大の特徴となるのが、従来ならGeForce GTX 960Mのように末尾にMが付くモバイル向け製品だったのが、今回からはMが付かなくなり、デスクトップ版とほとんど同じチップになると言うことです。

ただし、全く同じでは無く、CUDAコアの数が微妙に違ったり、クロック周波数が異なる部分もありますが、基本機能はモバイル版もデスクトップ版と同様になるようです。

GPU	モバイル	デスクトップ
GTX 1080	1,556MHz/1,733MHz	1,607MHz/1,733MHz
GTX 1070	1,442MHz/1,645MHz	1,506MHz/1,683MHz
GTX 1060	1,404MHz/1,670MHz	1,506MHz/1,708MHz

これによって、NVIDIAはデスクトップ版とモバイル版の差はほとんど無くなるとしています。

モバイル版向けの新機能としては従来から対応しているG-SYNCがより強化され、120Hzのモニター対応、2,560×1,440解像度への対応もされました。

これによって、ノートパソコンのオールインワン環境で、GPUの性能による画質になります。さらに、ディスプレイも外付け品とほとんど同じになることで、画面サイズやキーボードはともかく、デスクトップとゲーミング環境が実現できることになります。

また、バッテリー駆動中のゲーム環境を最適にするBatteryBoost機能もさらに強化され、30fps程度で快適に動作するようにもなっています。

デスクトップ版はPascal世代で一気に機能を向上させ、VR対応などもされました。今回は、従来の900Mシリーズ(Maxwell世代)はモバイル版で性能が落ちていた物が、デスクトップ版とほぼ同等になったため、性能の向上率はかなり高くなっていると思われます。

とくにゲームで遊びたい方は、今後各社から登場する製品に注目しましょう。

MSI ゲーミングPC ノートパソコン GS60 Ghost GS60 2QC-001JP 15.6インチ

MSI ゲーミングPC ノートパソコン GE62 2QL Apache GE62-2QL-437JP 15.6インチ