日本の展示会では、カタログを配ることを仕事にしている人も多いですね。
とにかく通りすがった人にカタログを渡す、興味ありそうな人をブースに誘うような感じで。紙の資料をきっかけに、少しでも拡販出来ると思っている人が多いのだと思います。
海外の展示会は
海外の展示会では来場者に渡すカタログが存在していないことがよくあります。
一般の来場者へのカタログならまだ分かりますが、プレス用の資料も無いことがあります。ダウンロード用のリンクが書かれた小さな紙が渡される場合ならいい方で、「○○.com/press でダウンロード出来る」と口頭で言われるだけのことも多いです。
つまり、紙の資料が無いのです。
これは別途ミーティングを持った場合も同じで、日本ではPowerPointで使ったスライドのハンズアウト(資料を印刷した物)、会社概要、商品資料その他諸々の大量の資料を渡され、それにそって説明されることがあります。
海外ではその紙の資料も無く、口頭で説明するだけ、画面上で説明するだけのことが多いです。
関連資料が欲しい場合は、その会社のWebサイトにアクセスするか、担当者に直接問い合わせてくれというスタンスのことが多いです。
紙の資料が無くて困る人はいない
これで困る人はほとんどおらず、逆に資料を渡された方が迷惑に思う方も多いようです。
展示会では多くの会社とコンタクトを取るわけですが、無理矢理資料を渡された資料は重くて邪魔なだけ。本当に邪魔なら展示会場で捨てる、途中で捨てるので結果として全く活用されずにゴミとなるだけのことが多いです。
どうしても欲しいという人向けに、簡易な資料を用意して、そこから各種情報にアクセスできるような体勢にしておくのが一番喜ばれると思われます。
もしもいるとすると、従来の日本風展示会に慣れきっている人で、出張の場合なら紙の資料を集めてこないと仕事した感が無いとでも思っている方でしょうか。
もちろん、海外でも紙の資料を配られることが全くなくなったわけではありませんが、ここ10年ほどでほぼ絶滅したと言えるくらいに減ってます。
日本ではまだまだレッドリストにも登録されていない状況ですが、近い将来絶滅が危惧されますね。
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