ITライター上倉賢のAll About

IT系ライターによる日常

Windowsのペンを共通化できる時代の到来

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Windows用のペンは、ワコムのアクティブ静電結合方式(AES)とMicrosoft Penプロトコル(MPP)の2つの方式がある。

MPPを使っているのは主にMicrosoftSurfaceシリーズ、それ以外はワコムの方式というのが一般的。

MPPは元々N-Trig社の技術だったが2015年にMicrosoftが買収し、自社の技術になったが、他にはVAIOが使っているくらいだ。

これらの方式は相互に互換性がなく、機種毎にペンを用意する必要があった。

例えば1万円のWindowsタブレットを買い、ペン入力を使うのに1万円弱のペンが必要だったが、これからはこれが1つのペンでまかなえるようになる。

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ワコムが、両方式に対応するペン「Bamboo Ink」を発売する。

www.wacom.com

Bamboo Inkは1本でAESとMPPに対応し、切替はペン横のボタンで行う。

ペン先は3種類用意されワコムストア価格は8,980円(税別)

これで、タブレット毎にペンを用意する必要がない時代に近づく。

 

エレベーターの偽エレベーターガールや意味不明マナーは何なのか

2017年のエレベータで、エレベーターガールのまねごとを勝手にしている人がいる。

エレベーターの操作盤の前に陣取って、乗り降りする人がいれば乗る人がいれば「開」ボタンを押し続け、いなくなれば「閉」ボタンを押し、全員が降りる階になったら、全員が降りるまで「開」ボタンを押し続け最後に降りる。

この作業に何の意味があるのだろうか。

エレベーターに乗るにはマナーがあり、一番最初に乗った人はボタンの前に陣取って、これをやる必要があり、降りるときは「開」ボタンを押している人に会釈をすべしと主張するなんとか小町があったり、ビジネスマナーとしてエレベーターのマナーを説いている場合もあるようだ。

エレベーターのドアにはセンサーがある

マルチビームドアセンサ/エレベーター / 三菱電機ビルテクノサービス

安心・安全:エレベーター|改修|東芝エレベータ株式会社

 

エレベーターのドアにはセンサーがあり、人が乗り降りしていれば閉まることはないし、ドアに近すぎる場合に勝手に閉まることもない。

つまり、人間が「開」ボタンを押し続ける必要は無い。

狭いエレベーターで迷惑

5人くらいしか乗れないエレベーターでエレベーターガールのまねごとをしている人がいる場合、奧に乗った人はその人をよけて降りる必要がある。

途中の階ならともかく全員が降りる階でこれをやり続けられると降りるまでにかかる時間が長くなってしまうという弊害もある。

「開」ボタンが有効な場合

ちょっと離れたところから乗ろうとしている人が歩いてきているような場合である。

ただし、この場合は上に行こうとしているのか下に行こうとしているのかわからない場合があるので、人がいるというだけで「開」ボタンを押す行為は正解ではない。

本人が乗ろうとするジェスチャーをしているような場合には「開」ボタンを押してあげた方が良いが、余計なお世話になる場合もある。

最終的にApple Storeのエレベーターが正解か

Apple Storeのエレベーターは全階自動運転をしていて。降りる階のボタンすらなく唯一あるのは「開延長」用のボタンだ。

このボタンも車椅子の方などに向けた物で、健常者はエレベーターでボタンを利用する必要は無い。車椅子の方などがいた場合に押してあげることくらいしかそうさの必要がない。

こうなると、偽エレベーターガールの存在は不要になるし、わけのわからないマナーを主張されることも激減するだろう。

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悪夢のエレベーター

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エレベーター アクション

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VMwareの「柔軟な働き方」に関する社長の話が興味深かった件

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VMwareは各種仮想化環境を提供していて、セキュアに会社の業務をテレワークで活用できる新しい働き方に関するソリューションを持っている会社だ。

そんな会社の日本法人の社長も、だいぶ日本の働き方に関しては深い意見を持っているようだ。

カナダ出身の社長の名前はジョン・ロバートソン。

こう見ると日本のことを何も知らずに、海外の文化をそのまま持ち込んで会社の製品を売りつけたいだけだろうと思いきや。

実際は海外での勤務経験が無いまま日本に働きに来たカナダ人。

昔は毎日満員電車に揺られ、つきあい残業をして夜遅くまで働くという典型的日本人的な労働に慣れてしまったそうだ。

長時間仕事するのが当たり前、これが仕事という昭和の典型的に日本人的考えに。

それからしばらくし、東南アジアのゼネラルマネージャーとしてシンガポールへ赴任すると、日本とは全く様子が異なっていたという。

9時半を過ぎるとポツポツと出社し、昼になっても半分くらい、それなのに午後4時半になると変える準備をし出す。

日本みたいに仕事をしないからダメだと思っていたら、実際はテクノロジーを使って効率的に仕事をしていたんだという。

会社に来る必要が無かったのだ。もちろん結果は出している。

日本は英語に訳すのが難しい「つきあい残業」までして世界一チームワークが良いし、場合によっては過労死につながったりしているほど、長時間労働が評価されている。

シンガポールで結果が出ていたように、日本もお客様の満足度や結果が評価される文化になれば、テクノロジーを使ってどこでも仕事ができるようにすれば、柔軟な働き方は可能だ。

というのがVMwareの柔軟な働き方に関する社長の話の要旨だ。

詳しくはこちらのビデオをご覧いただきたい。

www.youtube.com

これはVMwareによるプレスセミナーで語られたことで、関連したテレワークの話題も興味深かったので別のエントリーで紹介したい。

VMware徹底入門  第4版 VMware vSphere 6.0対応

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できるPRO VMware vSphere 6 (できるPROシリーズ)

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VMware実践運用管理

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企業向けバックアップソリューションAcronis Backup 12.5を発表

各種バックアップソリューションを展開しているアクロニスが、企業向けバックアップソリューションのAcronis Backup 12.5を2017年6月28日に発表しました。

今回の機能強化は

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従来はスタンダード版がAcronis Backup 12、プレミアム版がAcronis Backup 11.7 Advancedで別れ、さらに各エディションがありましたが、プラットフォーム別に合計9ライセンスでシンプルな商品構成になりました。

スタンダード版とプレミアム版のプログラム自体も同じなので、ライセンス番号を入力するだけで機能を強化することもできるそうです。

今回からプレミアム版のAcronis Backup 12.5 Advancedがクラウドに対応したことで、アクロニス製品がすべてクラウドに対応しました。企業ユーザーでは利用者が多い物の問題も抱えているテープへのバックアップから、クラウドへの移行がより手軽にできるようになったようです。

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今回追加された新機能は、個人向けバックアップソフトで導入されているランサムウェア対策のAcronis Active Protection、ファイルの改ざんを確認出来るAcronis Notaryがあります。

Active Protectionはランサムウェアの動作を検知し、暗号化されたファイルを元に戻す物で、Notaryはファイルが改ざんされていないかをブロックチェーン技術で活用出来る機能です。

バックアップ自体の機能としてはOracle Databaseに完全対応しています。

管理画面もWebベースでシンプル、カスタマイズも可能な高性能な物になっています。

発表会

製品の発表に合わせて記者発表会も開催し、大岩社長の挨拶、製品の紹介、実際の動作デモが公開されました。

それぞれのビデオはこちらをご覧下さい。

youtu.be

youtu.be

youtu.be

すでにAcronis Backupを利用されている方は、デモを見ると新機能の概要がよくわかると思います。