ITライター上倉賢のAll About

IT系ライターによる日常

テレワークで今選ぶ現実的なノートパソコン Work at Home

COVID-19の影響で、通勤して職場に行って仕事をする状況は当分なくなりそうで、出張も激減するでしょう。

テレワークは当面続くと考え、この状況用のパソコン選びは重要になりますが、どうすれば良いかは難しいところです。

従来の考え方なら、仕事で使うパソコンを職場以外で使う場合、厚みが薄く、軽い、モビリティ性能が高い物が重視されていました。現状は自宅で場所を変えて使うくらいしか、移動することがないので、モビリティ性能が高い、高価な製品は過剰になります。

それでも会社で導入する場合は、管理性能が高い製品の方が、遠隔地の機器を管理しやすくなります。

そこそこの性能で比較的手頃な製品

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ThinkPad L14

モビリティ性能が高い、高価な製品の方が様々な面で使い勝手は上ですが、この状況で大量に導入するような場合はコスト面も重要になります。

例えばレノボThinkPadシリーズなら、ThinkPad X1 Carbonは1kg程度と軽く持ち運びが多い仕事では利便性が高いですが、価格は23万円程度から。

ThinkPad L15やThinkPad L14は1.6kg程度で軽いとは言えませんが、ストレージがSSDのモデルを選んでおけば、パフォーマンス面で問題になることはないでしょう。なんと言っても価格が11万円程度からなので、ある程度の品質の製品を大量に導入する用途にちょうどいい製品です。

管理機能を重視する

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dynabook B75

全てのユーザーがデバイスの操作、セキュリティ設定等に長けているわけではないので、各デバイスの管理は重要になります。管理者が個別に設定するのは困難なので、遠隔で管理できる機能も必須です。

例えばIntel vProプラットフォームを採用した製品なら、ネットワークさえ接続していればBIOS設定も含めて遠隔管理する事が出来ます。

状況が変わっても対応できる物

一般的にPCは2年から5年程度利用されるので、2年後も同じ状況なら問題ありませんが、おそらく状況は変わっているでしょう。

状況が変わる度に機器の導入をするような状況は避けたいですが、そのためにはある程度柔軟に利用出来る製品が適しています。

状況が改善した後に出張が多いなら、それに対応できる機器が適していますし、状況が変わっても、事務所内での使用が多いなら、わざわざ新規に導入することなく今の物を継続して使うような事もあるでしょう。

一般の企業で導入する平均的な事務PCなら、状況が変わっても対応でき、必要以上の性能があって高価では無い、管理性能がある製品が適しています。