YouTubeでは今まで比較的簡単に収益化できていたため、視聴者が集まりやすく話題になり再生回数を稼げる悪ふざけ動画を投稿するユーザーがいました。例えばローガン・ポール(Logan Paul)など
このようなユーザーの動画は今まで、チャンネル登録者が多く、視聴回数も多かったことからYouTubeは特別扱いしていました。そういった動画がYouTube全体の評判を下げる事をようやく認識したのか、特別扱いするのは止めるようです。
さらに、YouTubeでの各種特典の権利も剥奪するようです。
youtube-creators.googleblog.com
新しく「Creator influence on YouTube」というポリシー記事をヘルプセンターに追加しています。Creator influence on YouTubeは「YouTubeでのクリエイターの影響」のような意味
ここで、問題がある場合には、収益化を含む、YouTubeの様々な特典から除名することが記載されています。さらに、おすすめ動画にも掲載されなくなるようです。
これは、広告を特別扱いして扱っていたような(例えばローガン・ポールのような)人気YouTuberだけではなく、一般のYouTuberにも適用されるそうです。
収益化のハードルを上げ、各種特典の利用も制限へ
日本だけの問題ではありませんが、なんだこの動画はと思う動画がYouTubeには現在多数アップロードされています。
例えばどこかから持ってきたデータをちょっと再加工しただけのような動画、明らかに著作権侵害だろうという物など。
そのような動画に対しても、収益化の審査を厳しくする施策について2017年12月頃から新しい体制への移行準備をし、2018年1月中旬にチャンネル登録者1,000人以上、過去1年間総再生時間4,000時間以上ないチャンネルの収益化は出来ない用にすることを発表しました。
これにより収益化のハードルを上げ、安易に金儲けしようとするユーザーの新規利用を止めようとしています。
今回追加された新しい施策では、既存のユーザーによるYouTube全体に影響するような動画をアップロードしているような場合、収益化を含む各種YouTubeでの特典を利用出来なくなるようにします。
ヘイトスピーチ、差別、偏向報道の様な動画なども許容していました。
自由を守りすぎた結果、安易な金儲けプラットフォームなど悪質なユーザーが台頭するようになりました。
実際2,017年頃からこの問題は各種報道で批判され、広告主の反応も悪くなっていました。
今後、守りすぎていた表現の自由は、アップロード自体は出来たとしても、新規収益化の審査を厳しく、微妙な動画は広告が出にくく、問題があれば収益化の権利停止というように問題がある場合に早急に対処できるようにするようです。
これによって、悪質なユーザーへの各種権利を容易に剥奪できるようにすることで、YouTube全体への影響を下げるようです。
今回の施策に関する日本語による説明は、数日以内に日本版クリエイターブログ、ヘルプ記事に反映されるでしょう。